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測量阻止行動(昨年10月)
更新日:2005/05/27(金)

[情報] 沖縄・辺野古の海上基地建設阻止行動から一年
──萩原かずや

山場迎えた辺野古

海上米軍基地建設のためのボーリング調査を阻止する座り込み行動が、現地沖縄辺野古で始まって、四月一九日で丸一年を迎えた。テント村に訪れた人の数は、延べ三万人以上。全国各地でも辺野古の反基地運動に賛同した運動が広がりつつある。

昨年来、在日米軍基地の再編問題が報道でも取り上げられ、特に八月の沖縄国際大学への米軍ヘリ機墜落事件以降、大きな関心を呼ぶようになってきている。

九六年、日米両政府が「沖縄の負担軽減」として取り交わしたSACO合意は、普天間基地を含む一一施設の返還協定のうち、八年以上経過した今も二つしか実現しておらず、実質的に破綻している。こうした閉塞状況ゆえか日本政府は辺野古移設の姿勢を崩さず、現地での作業強行を生みだした。

昨年一一月、担当の那覇防衛施設局は、ボーリング用やぐら建設を強行し、一時は予定の六三箇所のうち五箇所の設置を終えた。年末には作業員による暴力行為まで生まれたが、阻止行動を行なっている人々は、カヌーや海上やぐらでの座り込みなど、非暴力の闘いによって、設置作業を止めてきた。沖縄各地の漁民たちや、グリーンピースなど環境団体の参加、全国各地での反対運動グループの結成など、辺野古を結ぶ様々なネットワークもできつつある。こうした闘いの波及と深化は、未だに海に「(ボーリングの)穴は一つもあけられていない」状況をつくりだしている。

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