更新日:2005/03/05(土)
[社会] これが「国営暴力団」=西成署の実態だ!2
──近藤一寿さん(大阪拘置所在監)
身寄りのない人や外国人を標的に数々の暴行!
私は、二〇〇三年七月から同年一二月までの五ヵ月間、大阪府警本部に逮捕され、西成警察署に拘留されていました。その時の西成警察署員の対応や処遇のあまりに陰険かつ横暴な態度には、あきれてしまいました。そんな警察官が、実に多いのです。
私が西成署拘留中のある日、こんな事がありました。
偶然通りかかった収容者と西成署員が擦れ違いざま、その警官が収容者の前に立ち塞がり、「なんで避けんのやっ 」と怒鳴り、いきなり殴る・蹴るの暴行を加えたのです。
またある日、ほとんど日本語の判らない外国人収容者が、片言の日本語で看守に何事かを尋ねようとしたところ、いきなりその外国人を留置室に投げ入れ、またもや殴る蹴るの暴行を加えたのです。
これらの暴行は、身寄りの無い人や、外国人等に対して振るわれることが多く、看守もその様な収容者を選んで標的にしているようです。
さて、別の日のことです。私は運動場に於いて、他の収容者と世間話を交わしていました。そのうち私が受けている投薬の話になったところ、立会いの看守がいきなり「要らんことを言うなっ!」と、怒鳴り散らし、その日から投薬がストップされたのです。
私は鼻炎アレルギーで投薬を受けていたのですが、ストップされたために鼻づまりが治まらず、随分と苦しみました。
これらの時の留置場の係員は「第一班」と呼ばれ、福島警部補・浅見巡査長他一名で、このメンバーが当直の日には、必ず何事かの揉め事が起きていました。
このような事は、この班に限ったことで無く、西成署全体で日常茶飯事の如く行われています。
取調室への入室時に「直立であいさつ」を強要
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