更新日:2004/12/09(水)
[社会] 「外国人犯罪増加」の流言を追う2/わが子と引き離し1年も収容しつづけた西日本入管
毛布で簀巻きにされて送還されたベトナム人女性
今月の七日、窃盗で服役後に国外退去を命じられ、西日本入国管理局(以下、入管)に一年以上に渡って収容されていたベトナム人女性が送還された。
彼女には二歳になる子どもがおり、夫はベトナム難民として日本で暮しているため、ベトナムに帰ることは許されない。そんな中で、人道的配慮の欠片もない送還が行われた。さらにその送還方法は、手足を縄で縛られ、毛布に簀巻きにし、猿ぐつわをはめた上で送還するという、人間としての尊厳を踏みにじる方法での送還であった。
人間を「荷物」のようにして送り返す入国管理局。そして、「外国人=犯罪者」というレッテルの中で暮している当事者たちは、一体どんな思いを持っているのだろう。
わが子と引き離し1年も収容し続けた西日本入管
「家族3人でご飯を食べたかった……」
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