更新日:2004/11/10(水)
[社会] 沖縄米軍/49トンもの鉛を海に放置し「問題ない」とする政府・米軍
──キャンプ・コートニーの鉛汚染問題
「沖縄環境ネットワーク」が取り組んでいる問題の一つに、沖縄県具志川市にある米海兵隊基地キャンプ・コートニーの鉛汚染問題がある。
キャンプ・コートニーは金武湾に面した、第三海兵師団司令部と米軍家族住宅の機能を有する基地である。
このキャンプ内で、レクリエーション用に設けられていたクレー射撃場で使用されていた鉛弾が回収されておらず、周辺海域への汚染の恐れがあるのだという。鉛の総量は推定で四九d。
沖縄県は昨年、毎年行っている基地周辺公共用水域監視調査に、キャンプ・コートニーの追加を、在日米軍並びに在沖米海兵隊に申請。しかし、拒否されたため、昨年九月に外務省へ「基地内立ち入り申請」を送付した。
この立ち入り申請権は、一九九六年の日米地位協定の運用改善による「合衆国の施設及び区域への立ち入り許可手続きについて」例外規定(四─(b))に基づくものなのだが、外務省は一年経った今も結論を出していない。
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