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更新日:2004/06/26(土)

[投書] 言わせて聞いて第1180号

階級闘争の原点に立って民主党を打倒する全国共闘会議をつくろう ●高知・北川哲也

保守二大政党論は階級闘争を否定し、二つの保守党によって政権のたらいまわしをして、それがあたかも民主主義であるかのように見せかけ末永くブルジョア独裁を維持していこうとする理論です。連合のダラ幹どもは、選挙の度に民主党と野合して民主党を支持してきました。高知において、社会民主党は自分の党の候補を立てず、元は社会党代議士であったが民主党へ逃亡した民主党の候補者を支持して選挙をやってきたのです。

昨年の総選挙には、社民党は民主党を支持することをやめて、民主党が候補者を立てている同じ選挙区に自分の党の候補者を立てて斗いました。結果はあまりよくありませんでした。その原因は、今まで選挙の度に自分の候補者を立てずに民主党の候補者を支持してきた社民党がなぜ自分の候補者を立てたかという政治的意義が、社民党の党員ならびに党の支持者に充分理解されていなかったからだと私たちは思います。

かつて社会党は国会の三分の一の議席をとっていた時期があった。労働者が保守党である民主党を支持していて解放されるわけがない。帝国主義によって飼育された労働貴族、連合中央本部にたむろするダラ幹どもの圧力によって働けなかっただけである。だが、もうガマンができない。労働者は労働者階級の立場に立って闘うだけだ。これが昨年の総選挙に民主党を支持することをやめて自分の候補で闘った原因であると思います。私たちは連合中央本部にたむろするダラ幹どもをまったく問題にせず、勇敢に階級闘争に立ち上がった高知の社民党ならびに支持者の皆さんに心からの敬意を送るものであります。

まず民主党・五島正規を粉砕しよう

しかし、このような状態は高知だけでなく、全国の府県が現在の高知の状態と同じ状態になっていないかと私たちは考えます。私たちはまず東京を中心とする関東地方、大阪を中心とする関西地方、高知を中心とする四国地方に共闘組織を作り、闘いを開始しこの闘いを全国に広げていかなければならないと考えます。

現民主党代議士五島正規は、かつて社会党副書記長時代にニューウェーブとかデモクラッツとかいう新語を使って社会党の右傾化のために狂奔し、挙げ句のはてに民主党に逃亡した。帝国主義の番犬に成り下がった五島正規をこっぱみじんに粉砕することから始めなければならない。

人類の歴史は階級闘争の歴史であった。階級闘争だけが人類の歴史を発展させてきた唯一の原動力であった。労働者階級の歴史的任務である階級闘争を発展させるためにすべての労働者は団結して、帝国主義の翼賛政党、民主党打倒を目指す階級闘争に立ち上がろうではないか。 二〇〇四年三月一五日

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▼民主党と連合のダラ幹どもを一つにまとめて打倒せよ。

▼帝国主義と闘う階級闘争を強化するためにすべての民主勢力は団結せよ。

「でもわたしには戦が待っている」出版 みんなで次へ歩を進めていきましょう ●東拘・浴田由紀子

お元気ですか。イラクもパレスチナもこの国も、ムチャクチャです。世界中が、道理とか人間の尊厳とか、人類の英知とか歴史の教訓とか…そんなものは全部忘れ?ひたすら獣じみた欲望と暴力のとりこになっているようです。

せめてこの国から、人が人として守られる社会に変えてゆきましょう。「急がなくっちゃ」です。

さて、故・斉藤和さん(東アジア反日武装戦線「大地の牙」メンバーで、七五・五・一九一斉逮捕時に自死)のことを辿った『でもわたしには戦が待っている』という本が刊行されました。「ようやく、三〇年がかりの宿題をやり終えた」、そんな気持です。ささやかながら、この国の変革を志し、行動した者の一人として、不十分ではあっても、今なしうる「中間報告」で、その役割の一端を果たしえたのではと願っています。お忙しいと思いますが、時間がとれましたらぜひ目をとおして下さい。そしてお仲間にも、大いに宣伝をして下さい。勿論、批判も、叱咤も、激励も、全方位、大ブロシキをひろげて受け付けます。

浴田裁判は、五月一一日に判決です。多分双方の控訴棄却になるのでしょう。(スピード審理でしたので)そうなると、刑、二〇年、あと一五年位の残刑です。八、九月頃には確定して、チョーエキ生活になると思われます。これから一五年はちーと長いしくやしいし…やりたいことも、やり残しも山のようにあるから、無念ではありますが、裁判そのものは、熱心な弁護団と大勢の仲間たちに支えられて、元気にかつ力をつくして取り組んできたので、悔いはありません。裁判を通して出会うことのできた人々、そして深めることのできた総括?が宝であり、我々の「勝利の証」です。みんなして次へ歩を進められるでしょう。

丸岡君は、八王子刑務所に移監になって手術をするのかなという話もありましたが、くわしいことが分かりません。いずれにしても一応、医療刑務所なので、本人にとっては少しは安心できるのではないかと思います。今はとにかく生き延びてほしいです。

つるべ落としのこの国の変化を、何とかおしとどめ、逆回転させるべく、世代の課題が未完なのだと!

どうかお体ご自愛なさって、これからもお元気にご活躍下さい。そしていつか必ず、いっぱいの話をしましょう。「闘い続けてよかったねえ!」と…。(一部要約しました)

今後とも母、魚本民子へのご支援をお願いします ●魚本志雄

初めまして、魚本志雄と申します。実は獄中の母から「自分の状況を投稿して欲しい」という要望がありましたので、以下に母・民子の逮捕に関して思ったことを述べていきたいと思います。

母・民子に対する弾圧は帰国に合わせて、NHKのドキュメント「よど号と拉致」と神奈川県警の逮捕状で、あたかも母たちが「拉致工作」を行っていたという印象を作りました。

また、警察の取り調べでは「あんたにはもう罪はないんだ。あんたも被害者だろう」「私たちに協力しませんか。一生面倒みてあげます」「あなたには拉致被害者の家族に説明する義務があるのだ」「夫と別れろ」等と、本件とは全く関わりのないひどい脅しと転向強要がなされています。

しかしこれは、母・民子の断固たる闘いによって、また弁護士さんをはじめ支援者の励ましを受け「容疑」の二件を不起訴に追い込みました。母は「裁判で徹底的に日本政府・公安当局の犯罪を暴露糾弾する」と言っています。

また許せないのは、帰国したばかりの子供三人に対する家宅捜査です。事件当時、生まれていないか、ごく幼い子供であるのでなんの関係もないことは明白です。家に勝手に入り込んで来て、何の関係もない書類やパソコンまで持っていってメールもできないようにする警察権力の横暴には強い怒りを感じます。帰国して一日も早く日本に慣れようとしているのに、それを妨害しているとしか言いようがありません。これに対して子供たちも損害賠償を起こし闘おうとしています。

こうした中、突然なんの新たな材料も根拠もなく若林佐喜子さんに逮捕状が出され大きく報道されました。そして、その直後に小泉首相の訪朝が発表されました。これは共和国に滞在する「かりの会」全員を「拉致犯人」として引き渡しを要求するためのものです。

父母たちは幼い頃から私たちに日本語や日本歴史、日本の良さを教え、立派な日本人になるように言ってきました。そのためには日本を愛し、日本のために生きるのだと強調してきました。その父母たちが「拉致」のような非人間的な犯罪をやったとは考えられません。むしろ非人間的な行為を見せているのは、公安当局ではないでしょうか。

今後、母民子の第一次公判は六月四日、第二次公判は六月二五日にあります。今後とも引き続き皆様方の御声援と御支援をよろしくお願いします。(一部要約しました)

続きは本紙 【月3回発行】 にて。購読方法はこちらです。
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