更新日:2004/05/31(月)
[社会] ビラ入れで逮捕された三人を釈放せよ! 自衛隊はイラクから撤退せよ!
「反戦ビラ入れでの起訴を許さない!」4/25全国集会
四月二五日、一橋大学で、立川自衛隊監視テント村のメンバー三名の不当逮捕事件に抗議する「反戦ビラ入れでの起訴を許さない!四・二五全国集会」が行われた。
少し定刻より遅れて会場に到着した私の目に入ってきたのは、三〇〇人入るとされている会場を埋め尽くす、熱気にあふれた人々の姿だった。参加者は、老若男女の隔たりなく集まっていた。その光景は、この事件がいかに市民の注目と怒りを集めているかの証明だと思う。
集会は、弁護士からの報告の後に、各市民団体の最近の活動報告、そして不当弾圧を糾弾する声明を採択した。様々な市民団体が、近況と弾圧の実態を報告、そして連帯して闘争していくことを表明した。
アムネスティ日本支部からの「この弾圧に対して、国連の人権担当職員も強い関心を抱いている」との発言には、会場から歓声が上がった。
集会後のデモは、一時間以上にわたり、「自衛隊立川東駐屯地」へ到着。そこで「当直司令」と名乗る人物に、アピール文を読み上げ、手渡した。しかし、その自衛官が氏名・階級を明かさない、という不誠実な対応だったため、デモ参加者たちからは、大きな糾弾の声があがった。
デモは、最後に駐屯地近くの公園でシュプレヒコールを行い、解散となった。市民の怒りを肌で感じる集会だった。(田中大也)
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