更新日:2004/05/08(土)
[政治] 公明党、きれい事のウラの本音
3人の無事帰国を憂慮する公明党幹部
〜自衛隊撤退論の高まり懸念
公明党の神崎武法代表は、北海道釧路市での演説で「イラクは民間人が動き回るには危険だ。非政府組織(NGO)活動をしている人もいるが、二度と人質にならないことが大事だ」と述べ、早くも市民によるイラク支援の活動を制限しようとの発言を行った。
さらに公明党幹部は、「三人が解放されて、帰国後にヒーロー・ヒロイン扱いされ、マスコミで自衛隊撤退を訴えられたら厄介なことになる」と、解放後に自衛隊撤退論が高まることを恐れている。
今回の事件で、自衛隊派遣に対する反発とイラクの治安悪化があらためて浮き彫りになり、派兵を推進した公明党への批判も必然化する。まじめな創価学会員の願いをも裏切り、自衛隊派兵のお先棒を担いだ公明党は、「毒を食らわば皿まで」と、ついにNGOまで敵対視し始めている。
自衛隊に守られてわずか一日イラクに滞在して「現地視察」とカッコをつけた神崎の言も片腹痛い思いだが、口先では人道とか福祉とか平和などとほざく公明党は、三人の無事帰国と、帰国後の反戦運動の高まりを恐れている。(編集部)
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