更新日:(2004/03/27)
[社会] 暴力飯場や生活保護費をピンハネする詐欺師たちとの闘い
第7回大阪キタ越年越冬闘争報告集会
比較的寒さの緩んだ日もあったけれど、やはり寒さが厳しかったこの冬。野宿を余儀なくされている人たちは、無事にこの冬を越せただろうか。そして今、どういう状況にあるのか。
二月二九日にエル大阪(天満橋)で、「第七回大阪キタ越年越冬闘争報告集会」(主催・釜ヶ崎パトロールの会)があった。
ビデオ上映で期間中の様子が紹介される。もちつきや書き初め、「越冬まつり」の様子。談笑し、交流を深め合っている姿は、行政から与えられるものではなく、仲間内の団結があればこそだ、と感じさせる。
行政が「ホームレスの自立支援」を口にしながら実際にやっていることは、野宿者を「市民社会」から「排除」して「隔離」するという、正反対のことだ。こういった「排除行政」のみならず、野宿者や日雇い労働者を食い物にしようとする連中も多い。
仕事が減ってきていることにつけ込む暴力飯場や、生活保護を取ってあげるから」といって劣悪な住居に押し込め、「生活保護費」をピンハネする詐欺師の連中の存在も明るみになっている。
こういった野宿者を貶め、骨までしゃぶるような連中に対する闘いも、広がりを見せており、継続した活動が続けられる。(編集部 小比類巻)
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