更新日:(2004/02/15)
[情報] 無防備・非核ネットワーク苫小牧発足
戦争不参加宣言を目指そう──苫小牧市民の会が集会
一二月五日、「苫小牧市民の会」を発足させた。憲法九条の精神を地方から挙げ、戦争不参加の意志を地方自治体で宣言しようというものである。一九九九年六月に、同会は札幌で発足し、道内では二ヵ所目となった。
当日は、主催者の予想を越えて六〇名もの参加者となり、講演や憲法九条の朗読、ピアノと詩のコラボレーション、有事法制反対の漫画上映、五名のパネリストの活動報告など、盛り沢山の内容であった。
講演者の藤本幸宣さんは大阪からの参加で、三月に結成した無防備地域宣言の報告をした。既に大阪では事務所を開設し、来年の春を目途に議会上程に向けて受任者拡大の署名運動を展開している。
この大阪の会では、昨年の結成以来次のような活動を進めている。@各地で「イラク写真展」、A定期的な学習会、B澤野義一(大阪経済法科大学法学部教授)さんの市民講座、C 前田朗さん(東京造形大学教授で「アフガニスタン国際戦犯民衆法廷」の協同代表)の国際人道法の学習会、D他にも色々。
幸いなことに、大阪市には軍事基地もないし自衛隊もいない。大阪のような大都市で無防備都市宣言が実現できたら、その波及効果は極めて大きい。そのために、私達北海道のネットワークとも多様なつながりを求め、大阪市にとどまらず、何年も地道な積み上げをしている日本中の市や地域、「無防備地域宣言」を願う全ての市町村と力を合わせ、知恵を集めて運動を盛り上げていきたい。(報告者・谷百合子)
無防備・非核ネットワーク北海道ニュース 第一一号
発行:無防備・非核ネットワーク北海道 連絡先=札幌市西区福井5――4(谷百合子方)011・664・0632
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