編集一言2009年08月ログ
- 総選挙戦開始 (15日)
総選挙戦開始
政権選択の総選挙戦が始まった。自民党が解体状況を呈し、民主党主導の政権が生まれる可能性が極めて高い。結構なことだ。ここでの争点は、この国をダメにした官僚と業界と政治家の共通利権をぶっ壊し、この構造に代わる国の基本を提案するという選択だ。
残念ながら民主党は、自民党公認漏れと田中角栄潮流が勢力を伸ばしており、その課題には応えられない。もともとこの党は、自社さ政権崩壊から生まれ、結党の綱領には、市民派志向の業界利権解体路線が盛り込まれており、可能性があった。しかし、その綱領は合併の過程で消滅した。
第3極が必要である。その芽はどこにあるのか。社民・共産は第3極の一部を期待できるかもしれない。しかし今、私たちはもっと大きな転換点に立っている。世界を覆いつくした資本主義経済から、相対的に自立を目指す新たな社会経済的枠組みが要請されている。
ここで勝負できる政治意識が世界不況の中で育っている。たとえ民主党政権となっても、すぐに瓦解が始まり、各党の分裂、合従連衡が始まる。新しい芽はこうした激流の中で育ってくる。近代を越えうる地域の自立とは何か。私たちは、この問いに答えうる政治勢力の芽を発見することに全力を投入したい。例えばそれは、「自分の力で毎日、笑える環境を作る以外ないだろう」と言った限界集落の老人の言葉を受け止める政治だ。(I)
残念ながら民主党は、自民党公認漏れと田中角栄潮流が勢力を伸ばしており、その課題には応えられない。もともとこの党は、自社さ政権崩壊から生まれ、結党の綱領には、市民派志向の業界利権解体路線が盛り込まれており、可能性があった。しかし、その綱領は合併の過程で消滅した。
第3極が必要である。その芽はどこにあるのか。社民・共産は第3極の一部を期待できるかもしれない。しかし今、私たちはもっと大きな転換点に立っている。世界を覆いつくした資本主義経済から、相対的に自立を目指す新たな社会経済的枠組みが要請されている。
ここで勝負できる政治意識が世界不況の中で育っている。たとえ民主党政権となっても、すぐに瓦解が始まり、各党の分裂、合従連衡が始まる。新しい芽はこうした激流の中で育ってくる。近代を越えうる地域の自立とは何か。私たちは、この問いに答えうる政治勢力の芽を発見することに全力を投入したい。例えばそれは、「自分の力で毎日、笑える環境を作る以外ないだろう」と言った限界集落の老人の言葉を受け止める政治だ。(I)
2009年08月15日更新
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