2003年11月5日
通巻 1160号
ダイニング・キッチンとは、茶の間と台所を一緒くたにする行儀の悪さを誤魔化すために住宅公団が作った言葉だ。40年前、これを2DKとして売り出したら意外と受け入れられてしまい、日本の住宅環境を悪い方に定着させてしまった。公約からマニュフェストという言い換えの裏で何を包み隠そうとしているのか?この言葉を流行らせようとしている人々の意図を汲み取る必要がある◆今回の総選挙の中心テーマは、政権交代しても「安心な」2大勢力の登場を許すかどうか、という様相となっている。言いかえれば、世界中へ侵略戦争を仕掛ける勢力に荷担する政治勢力を、維持し続けるための安全弁づくりである◆グローバリズム=国際独占資本主義は、国家による資本主義の独占化を越えて、人権と民主主義が届かないところで肥大化し、自己増殖を続けるシステムとなった。その意味で国連が時代遅れにならざるを得ない時代だ◆時代のテーマは、改憲によるグローバリズムへの屈服か、それを否定したところに国家を構想するのか、が最大の争点であろう。生命系の多様性を守り、文化の多様性を育てるために闘う政治潮流の創出を!!「私はお前の横暴を恐れない/私は決して絶望しない/なぜなら私は一つの種を守っているからだ/小さな生きた種を/私が守り再び育てるための種を」(パレスチナ人の詩より)(I)
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人民新聞社
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