2001年 7月25日
通巻 1083号
7月の参議院選は予想通り小泉自民党の圧勝、野党の惨敗に終わった。株価も折込み済みで続落した。日本共産党も予想通り昨年衆議院選から3度目の敗北を喫した。前回都議選の敗北は「得票数は2位だった」と負け惜しみを言ったが、今回は「政治的突風」という新語を持ち出した。
今回は前回参議院比例票819万から432万に減らしても「わが党が訴えた政治的主張は、こんごに生きる大きな値打ちをもつ」といい、新スローガンは「どんな風にも負けない党づくりを」だとさ。この党の字引には「敗北」「自己批判」という言葉はないのかも知れない。
改選議席7から3議席に落とした社民党の惨敗もひどいものだ。新社会党に至ってはゼロ議席となって完敗。これで「戦後革新」「反対要求型」の党は完全に人民から見放された。「小泉旋風」も考えてみれば自民党崩壊の「政治的突風」。次は人民もバブル幻想、「丸投げ」政治からしっぺ返しを受ける番だ。
やがて「小泉旋風」は去り、今度は「大型台風」がやってくる。敗戦記念日の首相靖国参拝・新しい歴史教科書、秋にはリストラ予算国会、来春は京都議定書批准。これは、世界やアジア人民から日本人民の責任が問われる。シラけて寝ているヒマなんかない(F)
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