2002年 1月5日
通巻 1097号

 先日、テレビでルワンダPKOに派遣された自衛隊指揮官のインタビューを見た。日本のNGOメンバーが現地人に拉致監禁される事件がおき、武器携帯の救出命令を出したそうである。結局、武器は使用しなかったものの、このことは後に国会で叱責されることになったそうである。何か釈然としない。

 武装している相手に丸腰の救出作戦を部下に命令できるだろうか。この指揮官は責められ得まい。なら、自衛隊の武力行使は認めなければならないのか。

 …とあれこれ考えて、はたと気づいた。そうだ派遣するから問題なのだ。きっと支配層や資本家、天皇家の連中が世界平和なんか考えているはずがない。「国際貢献」は、帝国主義戦争のなれの果てで、派兵自衛官は人柱なのだ。そんな「国際貢献」などクソくらえだ。

 で、今年はこう言い続けようと思う。「日本は2等国を目指せ!」。きっと覇権国にならなくても、国民は幸せに生きていけるはずだ。(K)

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人民新聞社

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