「人らしく生きよう―線路を奪われた

鉄道員と家族の物語」ロードショー

2001年 10月25日
通巻 1091号

 1987年国鉄の分割民営化は現代リストラの原点だった。当局との妥協を拒否した国労(国鉄労働組合)組合員には容赦ない「首切り」「差別」が襲ってきた。この作品は、行商・アルバイトをしながら、職場復帰を求めてきた1047名の鉄道員とその家族の苦闘のドキュメントである。敗北につぐ敗北、そして労組幹部の裏切り、しかしそれでもプライドを捨てずに生きようとするかれらの姿は、荒廃する日本社会の中にひとすじの光を放つ。
線路のイラスト▼11月17日(土)〜11月30日(金)/(1)12時45分〜、(2)14時50分〜、(3)16時55分〜、(4)19時〜/BOX東中野(JR東中野)/特別券・1400円、当日・一般1700円・学生1400円・小中シニア1000円/連絡・tel 03―5389―6780
▼11月18日(日) 19時〜/公開記念イベント「人らしく生きよう」上映と田中哲朗ミニコンサート+トーク・斉藤貴男(ジャーナリスト)+国労闘争団ほか/当日2000円・前売1700円

> 参考記事 「資料・国労闘争団有志声明〈私たちは要求実現まで、 政府・JRを相手に闘い続けます〉」 (1067号)

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人民新聞社

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