親愛なる同志たち
昨日、我々はPFLPの歴史に悲しい1ページを加えなければならなかった。それは、パレスチナ人民、アラブ世界、および世界の国際主義者たちにとっても同様である。
昨日、ラマラにおいてパレスチナ人民はアブ・アリ・ムスタファとの最後のデモを行った。5万人以上の老若男女が彼を追悼しデモに参加した。それはパレスチナの歴史で最大の葬儀の一つとなった。もし野蛮なイスラエル占領軍が制限しなければ、パレスチナ全土からもっと多くの人々が集まったことだろう。
ヨルダン、シリア、イラク、およびレバノンの人民と同様に、すべてのパレスチナの街々で何千人もの人々が、同時に葬列をくり出すことによって、故アブ・アリ・ムスタファに敬意を表した。
イスラエルによるアブ・アリ・ムスタファの暗殺は政治上の暗殺だけではない。それはPFLPに代表される進歩的な価値全てを破壊しようとする試みである。全世界におけるアブ・アリ・ムスタファ暗殺に対する抗議は、アブ・アリ・ムスタファという人格に表現されたPFLPの思想への深い信頼と連帯の表明でもあった。シオニスト軍隊がアブ・アリ・ムスタファを暗殺したのは、PFLPが、まさに正義の大道を歩んでいるからである。
アブ・アリ・ムスタファは、彼がシオニスト軍隊の標的となっているのを知っていた。最近、彼は声明を発表した。
「我々は皆、抵抗運動に参加するとたちまち標的とされる。彼らの銃を避けるために我々はベストを尽くすが、我々は我々の土地に住む凶悪なシオニストの占領下で暮らしている。そして、彼らの軍隊は我々からわずか数メーター離れたところに駐留しているのだ。我々はもちろん、注意を怠らないが、我々には、するべき仕事があって、何ものも我々を止めることはできない」
活動が停滞した数年の後に、PFLPは、アブ・アリ・ムスタファの指導の下で再生した。彼は党を統一し、党は活力を取り戻した。彼は、PFLPの思想と展望を、誰でもわかるように簡単な言葉で説明した。彼は中東紛争の実態をアラビア人が持つ深さと国際主義者がもつ広さににおいて解説することができた。
彼は各パレスチナ勢力が団結してイスラエルの占領政策と対決できるよう奮闘した。また、アブ・アリ・ムスタファは我々の党を統一したのみならず、様々なパレスチナ諸政党を統一した。
彼をPFLP議長に選出して以来、PFLPメンバーと支持者の数はかなり増加した。彼の死の直前に行われた最新の世論調査でPFLPは、パレスチナ人の8.3%の支持を獲得していた。実際はもっと大きな支持を得ているだろう。
親愛なる同志たち!
アブ・アリ・ムスタファの死は堪え難く大きく見えるが、希望を失ってはいけない。PFLPには、連綿と続く歴史、強い骨格をもった党、そしてそれを支える大衆的な支持がある。
自由と独立のための我々の闘争は続く!
我々は決して屈伏しない、諸君も同様だ。勝利は間近である!
パレスチナ解放人民戦線
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