「重信裁判を支援し、関連する諸弾圧を許さない

連絡会」へのご参加ご賛同を訴えます

重信裁判を支援し、関連する諸弾圧を許さない連絡会

2001年 7月25日
通巻 1083号

◆昨2000年11月8日、重信房子さんが逮捕され、現在、「旅券法違反」容疑および「ハーグ事件(逮捕監禁・殺人未遂)」容疑で起訴され、公判中です。この一連の「重信事件」で私たちが見過ごすことができないのは、「国際テロリスト」という予断でもって、「公判」が進行しつつあり、かつまた、それに関連したさまざまな違法な捜査が行われているということです。
 周知のように、パレスチナでの日本赤軍の闘いは、イスラエルの侵略に抗して闘うパレスチナ解放闘争の一翼を担うものでした。したがって、これを「国際テロリスト」として日本の司法が裁くことは戦争の一方の当事者に荷担する越権行為に他なりません。私たちは絶対にそれを認めることはできません。
◆重信房子さんが逮捕されてから、「ハーグ事件」の「逮捕監禁・殺人未遂」容疑で数十ヵ所に家宅捜査がなされ、また、「日本赤軍」の重信の逃亡を助けたとして犯人隠避蔵匿の嫌疑をかけられた人たちとさえ何の関係もない個人や団体が多数含まれていますが、それらの人々の名簿なども「証拠」として押収されたまま現在に至っています。これは重信さんや日本赤軍の主張と行動への賛否とは全く次元の異なる、法治国家にあるまじき許し難い事態であるといわなければなりません。
◆警察権力は、従来から「日本赤軍は国際的テロリストである」という一方的な決めつけを行い、過激派に人権なし、という通念を人々に植えつけ、この間の逮捕、家宅捜査、「証拠」押収をも、あたかも正当な活動であるかのようにマスコミなどを通じて印象づけてきました。残念ながら、こうした一連の事態に対して、不当な弾圧を受けた側は、世論に訴え反撃することが十分にできていない現状にあります。私たちはまず何よりも「重信裁判を支援し、関連する諸弾圧を許さない連絡会」の活動を通じて、こうした警察の専横を2度と繰り返させないために事実を明らかにし、多くの人々に警察の暴挙の不当性を訴えたいと考えます。
◆私たちは今、過去の運動への自己の関わり方や、現実変革の運動の深刻な頓挫という厳粛な歴史的事実への反省の上に、個人の政治的立場や意見の相違を越えて、新しい豊かな関係性を再構築することが求められています。「重信裁判を支援し、関連する諸弾圧を許さない連絡会」の活動もまた、そのための試みの1つでなければならないと考えます。
 ご参加ご賛同を心から訴えます。


☆会費 年間5000円


▼連絡先/東京都千代田区神田神保町1―48 情況出版気付

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