書評 |
『「突破者」─トラブルを逆手にとれ』 |
宮崎 学・著 光文社カッパブックス/870円・税込 |
2001年3月5日
通巻1070号
謹啓 新世紀の早春、いかがおすごしでしょうか。 「突破者」とはもっとも縁遠いところに所在するはずの〈人生相談〉なるものを引受け、早、2年の歳月を経ようとしています。そのことに驚きあきれつつも、この間の作業を集大成してみました。この苦行を続けてこれたのは、何よりも相談者の熱意と、読者のエールに応えねば――という一念でした。 最近は、リストラや経済不安を原因とする悩み、家庭内の夫婦・親子関係、とくに母子関係を原因とする相談が多く見受けられ、今の社会情況をよく反映しています。この本を手にしたあなたと、その周辺にも必ず拙著の内容とリンクする悩みの2つや3つは抱えているものと思われます。 この世で起きたことはこの世で解決できるというのが私の根本思想です。現代人はあまりにもスマートな生き方を求めすぎるのではないでしょうか。 バトルの時代、痛快に生き抜くためにはどうすればいいのか――この本は私自身の悪戦苦闘の軌跡でもあります。その軌跡をご笑覧いただけたら幸いです。 (宮崎拝) |
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人民新聞社
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