書評 |
『誤謬─党と国家一体化の「神話」』 |
生田 あい・著 論創社/四六版/267ページ/2200円+税 |
2001年3月5日
通巻1070号
「共産党独裁」とは、本来の革命の主人公たるプロレタリア階級・人民になり代わって、共産主義者とその党が、その権力を簒奪し、人民を抑圧し、支配すること、その人民の上に君臨することを意味しています。これからも人間の解放のために闘い、それをどう呼称するかは別にして、その革命のためには「党」が必要だと考えて活動するものにとって、こうした誤りが二度と起こらぬようその原因と今後の展望をはっきりさせること抜きに、前には進めないのです。しかも、この問題は過去のことではなく、アジアや日本の労働者民衆の未来の運命にもかかわる21世紀に連なる問題であるからです。 (本文より) |
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人民新聞社
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