【8年目の3・11】止めなくした被ばく線量下限 渡辺悦司さん(市民と科学者の内部被ばく研究会)インタビュー

前号に続き福島原発事故問題を取り上げる。「市民と科学者の内部被ばく研究会」の渡辺悦司さんは先日、「放射線被曝のもたらす健康影響の全体像の把握に向けて」を書き上げた。そこでは、(1)放射線によるがんや心臓病に加え、脳や神経 …

【ぷりずむ】

今年は三一運動百周年だ。日本の植民地支配に根本的否定を突きつけた朝鮮民衆のデモは、3月1日の動きに留まらず4月、5月と朝鮮各地に拡大し、また中国東北地方、ソ連沿海州、日本でも動きのあった東アジア的なものであった。独立宣言 …

【沖縄】県民投票への地道な活動 稲垣絹代(名護市民)

1月26日、辺野古ゲート前で県民投票キックオフ集会があり、3000人の参加者があった。基地を見下ろす高台まで人がぎっしりで、まさに島ぐるみ闘争である。翁長タケハルさんが「三択でも十択でも百択でもやることは同じ。反対に○を …

【時評短評 私の直言】「怒りをこめてふり返れ」―フクシマ2011・3・11~ シネマブロス 宗形修一

 表題は、イギリスの劇作家ジョン・オズボーンの戯曲「怒りをこめてふり返れ」(1956年)から借りた。劇は既成秩序に不満をもち旧来の価値観を受け入れようとしない、反体制的な青春〈怒れる若者たち〉を描いた。1958年には映画 …

「皇族システム」と東京五輪 鵜飼哲さん(一橋大学教授)インタビュー

 2月11日、「『戦争する国』も『神の国』もゴメンだ!」集会とデモが大阪市内で開催され、350名が参加した。建国記念日に反対し、「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネットワークが主催。今年は天皇代替わり …

【狭山事件 袴田事件】トーク&ライブ

 2月17日「闇から希望をつなげて」(主催・狭山事件の再審を実現しよう市民のつどいin関西実行委員会)が開催され、阿倍野区民センターホールは石川一雄さんと袴田巌さんの免罪を訴える600人の参加者で埋め尽くされた。石川さん …

広範な政治連合構築するグリーン・ニュー・ディール運動 ジェシカ・コーベット(『コモン・ドリームズ』スタッフ)

 民主党左派議員が先週発表した「グリーン・ニュー・ディール」は、(1)再生可能エネルギーで米国のエネルギー・システムを根本的に変革し、(2)気候変動危機に取り組むと同時に、(3)経済全体を新しいグリーン経済に変えていく、 …

3人を即時釈放せよ!抗議声明

反天皇制闘争への不当弾圧を跳ね返して闘いぬくぞ!  2月21日、大阪府警淀川署は反天皇制を闘う3人の仲間を「詐欺罪」「犯罪による収益の移転防止に関する法律違反(マネロン)」容疑で逮捕した。昨年10月、同容疑で全国8カ所を …

救援カンパを訴えます 労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会

 連帯労組関生支部(全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部)に対し、大阪府警、滋賀県警による大弾圧で、再逮捕も含めて多数が逮捕されました。  大阪府警や滋賀県警は、連帯労組関生支部=民事介入暴力集団と規定し、正当な …

【編集一言】

福島在住、宗形さんからの通信で「今世紀最悪の公共事業」と評された除染作業。帰還困難区域を除く地域の面的除染は、2018年3月で終了した。しかし、求人サイトを閲覧していると、「除染アルバイト 時給850円」という求人募集が …

【ベネズエラ】米国の軍事介入は許されない 一井不二夫さん(ラテンアメリカ政治経済研究会)インタビュー

 チャベス元大統領によって「ボリバル社会主義」が進められてきたベネズエラ。だが、チャベス死後にその路線を引き継いだマドゥロ大統領と、野党のグアイド暫定大統領の、2人の指導者がいる異常事態となっている。米国は、ベネズエラの …

8年目の3.11 見せかけの避難指示解除東京五輪を利用した復興アピール破綻 福島在住 遠藤 智生

 政府が「20年度末まで」と設定した「復興・創生期間」まで、残り1年3カ月。来年夏の東京オリンピックを国際的に「復興」アピールの場にしたい日本政府にとって、本番1年前の正念場を迎えることになる。  今年の福島はどうなるか …