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2012/1/30(月)更新

闇討ちのように運び込まれたアセス評価書

阻止する市民が座り込み

名護市 稲垣 絹代

2月28日の夜中に目が覚めたので、「やり残していた仕事を始めよう」と、テレビをつけると、ちょうど4時になり、NHKのニュースが始まった。すると「たった今、午前4時過ぎに沖縄防衛局の職員が、沖縄県庁の守衛室に環境影響評価書の入った段ボール16箱を運び込みました」と、緊急ニュースが流れた。

県庁では、26日から評価書提出を許さない県民行動が続いており、27日には、環境影響評価書を積み込んだ郵送車を、抗議の人たちが阻止していた。県は、「就業時間以外は受け取らない」と表明していたので、仕事納めの28日が最後の勝負の1日だな、と思っていた矢先だった。年内提出ということを何が何でもやろうという日本政府の姿勢に、怒りがこみ上げ、じっとしていられなかった。

夜が明けるとすぐに家を出て、8時前に沖縄県庁に到着した。通用口には多くの人たちが幟や怒りのプラカードを持って集まっており、報道陣も多数詰めかけていた。1階の守衛室から4階の関係部署へ書類が運ばれるのを阻止するために、廊下に皆で座り込んでいた(写真参照)。

4階に上がっていくと、ちょうど「守衛室では、参議院議員の山内徳信さんと糸数慶子さんが段ボール箱を見張っています。中から鍵をかけて、誰も入れないようにしています」と、基地の県内移設に反対する県民会議の山城事務局長が抗議行動でかすれた声で現在の状況をマイクで説明しており、参加者から大きな拍手がわいていた。

県の対応が焦点に

(以下一部全文は1436号を入手ください。購読申込・問合せはこちらまで。)

ヘリ基地反対協の安次富さんは、「辺野古でも高江でも、よく朝方やってきてたので、予想はしていたけどね。今はまだ完全にそろっていないし、事務手続きとしては受け取りの印をついていないから、不法投棄のごみと一緒だよ。年が明けたら、しばらく緊張が続いていくでしょう。敵は焦っているね。追い詰められているよ」と、頼もしく語っていた。

この年末の沖縄防衛局、日本政府の対応が、ますます沖縄県民の団結を強め、辺野古への移設を遠のかせた、と確信している。

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