編集一言

2003年 11月15日
通巻 1161号

ついにと言うべきか、バグダッドの日本大使館が銃撃を受けた。元国連査察官スコット・リッター氏によると、イラク諜報機関は、イラク戦争後の反乱を予期してゲリラ計画書とも呼べるものを作成していたという。いま毎日のように米兵を殺しているIED(自家製爆破装置)の組み立て方から有効な設置方法まで、高度に洗練された計画案だっ たという。ここから彼は、@イラクで米兵を殺している武器や作戦は、前政権によるものであり、海外から流れ込んだものではない。A反米レジスタンス運動は、イラク人自身によるものであり、広範囲に、深くイラク民衆に根付いた動きである、と結論づけている。こんな戦闘地域に投げ込まれる米兵も自衛隊もたまったもんじゃない。大儀なき戦闘・死ほど彼らを愚弄するものはない。          (H)

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人民新聞社

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