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更新日:2011/01/05(水)

[反貧困] 私はこうして生活保護受給者となった 派遣労働を契機とした失業

3ヵ月の休暇が私を変えた●脇山 正明さん(54才)

高校卒業後、日立金属に入社。溶接工として10年、その下請け会社で10年働き、堅実な人生を歩んできました。

運転も無事故・無違反で、ゴールド免許を持っていました。「車は怖いもの」と思い、交差点に差しかかれば「子どもが走ってくるかもしれない」と徐行し、走行中も早めに速度を落とすという、安全運転のお手本のようでした。

車は通勤で毎日乗っていましたが、免許証はサンバイザーに挟んだまま。無事故・無違反なので、免許証の存在を忘れていたのです。

ある時、「そういえば長く更新に行っていないな」と免許証を見ると、失効から1年以上過ぎていました。数年前に転居した際に、免許の住所変更を行わなかったため、更新手続きのハガキも届かなかったのです。慌てて警察に駆け込んだのですが、どうにもなりません。失効から1年以内に交通違反でもしていれば、失効に気付き、回復の手続きも可能だったので、むしろ無事故・無違反が災いしたことになります。

会社に相談すると、近くの駅まで送迎をするように手配してくれましたが、3ヵ月の休暇を申し出ました。飛び込みの実技試験で合格できると思ったからです。

この3ヵ月の休暇が、私を大きく変えました。初めての長期休暇は、毎日が日曜日。朝は寝たいだけ寝て、好きなように時間を使えます。映画・パチンコ・酒。二日酔いしても、誰にも文句は言われません。自由な日々でした。

3ヵ月で免許は取れ、95年1月、職場復帰。堅実なレールに戻れたかに思えたのですが、私自身に大きな変化が起きていました。自由な日々が忘れられないのです。結婚資金として蓄えてきた貯金があるので「4〜5年は遊んで暮らせる」と思ったら、会社に行く気がしなくなりました。

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