人民新聞オンライン

タイトル 人民新聞ロゴ 最新版 1部150円 購読料半年間3,000円 郵便振替口座 00950-4-88555┃購読申込・問合せはこちらまで┃人民新聞社┃TEL (06) 6572-9440 FAX (06) 6572-9441┃Mailto:people@jimmin.com
反貧困社会編集一言政治海外情報投書コラムサイトについてリンク過去記事
更新日:2008/11/02(日)

[政治] 橋下府知事、幼稚園の畑を強制取り上げ

第二京阪/不要なランプ建設で土地収用強制代執行

「要塞のような道路建設のために、子ども達の夢を奪わないで欲しい」。早朝7時、土地収用に反対する北巣本保育園保護者・地元住民らは、大阪府職員に呼びかけた。

10月17日早朝、第2京阪道路建設のための、門真市北巣本町の土地収用強制代執行が行われた。そこには、黒々と肥えた土によく手入れされた野菜、さらに地元住民から「農神様」と呼ばれている樹齢300年のエノキの巨木が地蔵を従えて、そびえ立っていた。

予想交通量が当初の6割程度に下方修正され、橋下知事によって財政非常事態宣言が出された今、3階建て・12車線道路建設は必要なのか?強制代執行の模様をレポートする。(編集部・山田)

500メートルの間にさらにランプ、巨大道路で環境悪化も

午前7時半、大阪府用地室の石井室長が代執行宣言をし、約100名の職員・業者によって「畑潰し」は開始された。潰された畑は、北巣本保育園の園児らが20年にわたって、サツマイモ・落花生・キャベツなど季節の野菜を無農薬有機栽培で育ててきた土地だ。

31日には近くの中津保育園との合同芋掘り大会も予定されており、保護者の関純子さん(仮名)は、「せめて収穫まで待って欲しかった」と残念がる。

この土地の所有者・松本剛一さん(49歳)は、北巣本保育園の理事。保育園と畑を両親から譲り受け、「農作業をとおして食の大切さ・自然の神秘を感じて欲しい」との願いから手作り農園として運営してきた。

保護者・保育士・地元住民ら約30名は、畑に座り込み、精一杯の抵抗を試みた。松本さんのギター伴奏で「陽気にいこう」などを歌い、お地蔵さんの絵が描かれたプラカードを掲げる。曰く「権力を乱用するな」。一方、大阪府職員はスクラムを組み、保護者らを排除した畝から順次野菜を引っこ抜いていった。

「子ども達にどう説明するんだ!」こうした保護者らの声に、目を伏せながら黙々と作業する職員。9時過ぎには、中津保育園の園長もかけつけた。園長は、物静かに「大人の責任」を説き続け、「せめて最期を見届けさせて欲しい」と要望したが、職員は俯いたまま。畑には入れなかった。

地蔵さんの絵をプラカードに描いた野口千恵さんは、松本さんの友人で、京都から駆けつけた。「お地蔵さんの笑顔をもって、優しい気持ちで中止をお願いする気持ちで描いた」という野口さんは、般若心経の写経も御神木「農神様」に掲げた。

続きは本紙 【月3回発行】 にて。購読方法はこちらです。
[HOME]>[ 政治 ]


人民新聞社 本社 〒552-0023 大阪市港区港晴3-3-18 2F
TEL (06) 6572-9440 FAX (06) 6572-9441 Mailto:people@jimmin.com
Copyright Jimmin Shimbun. All Rights Reserved.