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更新日:2007/12/30(日)

[コラム] 「給油継続の是非は、九一一の検証からだ」
──グローバルピースキャンペーン きくちゆみ

このタイトルは、滋賀報知新聞が九月一五日の社説で掲げたものだ。これはテロ対策や人道復興支援のために自衛隊を海外に出すことの是非を含め、私がかねてから主張していることでもある。「やっと日本にも九一一事件のことをまともに取り上げてくれる新聞がでてきた!」と心が躍った。

著者は同新聞社の編集主幹である石川政実さん。以下一部引用する。

「そもそも安倍首相が退陣を余儀なくされたテロ特措法の原点は、六年まえに米国で起こった九・一一事件である。この一一日にはニューヨークなどで追悼式が行われたが、滋賀県のJR草津駅前広場でも土砂降りの雨の中、市民団体主催でDVD『九一一の嘘をくずせ』が上映された。同作品はニューヨークの若者三人が製作したもので、著作権を放棄しネットで無料ダウンロードを奨励して、話題を呼んでいるという。

内容は、@FBIはビン・ラディンを容疑者とは見ていない、A世界貿易センターには巨大な爆発物が仕掛けられていた、B九・一一はアメリカ政府自身によって綿密に計画された、と問題提起を行っている。もしこれが真実なら、米国のアフガニスタンやイラク進攻は、まさに侵略戦争だったことになる。この作品の受け止め方はひと様々だろうが、九・一一を自らの目で検証する際のヒントになることだけは確かだ」

私はこの記事に感動し、すぐに石川さんに連絡をとった。その後、記事に出てくる市民団体の方と連絡がつき、急遽草津で『九一一ボーイングを捜せ』と『九一一の嘘をくずせ ルースチェンジ・セカンドエディション』の上映会と私の講演会が行われることになった。

準備期間が短かく、参加者は二〇名足らずと寂しい講演会だったが、その会場に石川さんが来てくれた。そして終わった後、食事をしながらいろいろ話すことができた。

「どうして日本の新聞(とくに大新聞)は九一一事件に誰も疑問を持たないのだろう」としきりに首をひねる石川さん。私自身は、『九一一ボーイングを捜せ』を発表して以来、マスコミから取材はよく受けるのだが、報道されることは極めて稀であるという体験をずっとしてきたので、かえって、「これは何かある」との感を強くしたのであった。

解明されない疑問の数々

九一一事件に関しては以下の事がわかっている。

@ペンタゴンに激突直後に開いた穴のサイズは五メートル未満で、両翼の幅が三八メートルであるボーイング七三七型機が作った穴ではありえない。

Aペンタゴンに突っ込んだ航空機(ではなく何か別のものの可能性が高い)は九一一事件の前の一年前に、爆弾に耐えうる強化工事をした部分に突入した。また、当日突っ込んだ航空機の操縦士は、やはり一年前に米空軍を辞めたパイロットだった。こんな偶然がありえるのか。

B世界貿易センタービルのノースタワー、サウスタワー、第七ビルは火災で崩壊した世界初の高層ビルとなった。しかし実際は、火災ではなく崩落前に地下で大爆発があり、次に上の階から順番に連続爆破があった。崩壊後、現場からはビル解体に使う火薬が見つかった。

Cビル崩壊のスピードが重力落下のスピードと同じかやや速い。「パンケーキ現象(上からの重み)で崩壊した」という政府見解と不一致。

D事件当日、地下一階で清掃作業に従事していて多くの犠牲者を救出し、国民的英雄となったウィリアム・ロドリゲス氏は、ノースタワーに一機目の航空機が激突する前に地下で大爆発があったことを体験し、証言している。また、真相究明委員会で二〇数名の消防士による爆発の目撃証言があったが、彼の証言共々、爆発の証言は一切採用されなかった。そのことをテレビで指摘したロドリゲス氏に対し、「もし九一一について黙れば、議員にしてあげよう。民主党でも共和党でも良い」とオファーがあった。

E二〇〇一年九月一一日のニューヨーク時間の午後四時五七分に英国国営BBCは、第七ビルの崩壊を伝えた。同じく午後五時一三分に生中継で、ジェーン・スカンリーという女性キャスターは、まだ崩れていない第七ビルの映像が映っている前で「第七ビルも崩壊しました」と語ってしまった。台本を読むのが早過ぎたのか。第七ビルが崩壊することは、事前に知られていた可能性が高い。

これだけの疑問点が明らかになっているのに、それを日本のマスコミが厳しく追及しないのはなぜなのか。石川さんじゃなくても、首をかしげたくなる。

多くの人は、これだけ大がかりな陰謀はありえない、とそこで思考停止してしまう。しかし歴史を振り返ってみよう。たいていの戦争は謀略で始まっている。

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