人民新聞オンライン

タイトル 人民新聞ロゴ 最新版 1部150円 購読料半年間3,000円 郵便振替口座 00950-4-88555┃購読申込・問合せはこちらまで┃人民新聞社┃TEL (06) 6572-9440 FAX (06) 6572-9441┃Mailto:people@jimmin.com
反貧困社会編集一言政治海外情報投書コラムサイトについてリンク過去記事
更新日:2007/11/14(水)

[情報] 教科書検定意見撤回を求める県民大会11万6千人
──合意してないプロジェクト・柳田敏孝(沖縄大学)

政府動かした沖縄の底力

十一万六千人。九月二九日、沖縄県宜野湾市の宜野湾海浜公園で開催された「教科書検定意見撤回を求める県民大会」への参加人数である。これは復帰後の沖縄で開催された県民大会では最大規模となった。

沖縄戦の「集団自決」に日本軍が関与したことを示す記述が教科書から削られるという「歴史」の改ざんに抗議する、その一点に多くの人が共感を示し、与野党の党派を超えて多くの人が集まった。沖縄県内の老若男女はもちろん、県外からの参加者もおり、会場は地面が見えないほどの人であふれ、どこが正面なのか方向を失うほどだった。

「教科書検定意見撤回を求める県民大会」は、知事を筆頭とする全県的な取り組みとして展開された。そのため、県内全市町村、公立の学校、市民団体、また職場など団体単位での参加が多く見られた。会場では地名や団体名の入った旗があちこちに翻り、その様子はまさに壮観だった。

県民大会からおよそ一週間が過ぎた。十一万六千人が結集したことは県内紙はもちろん本土紙でも大きく報道された。野党は教科書の訂正を求める意見書を提出し、文科省も「集団自決」への日本軍関与の記述回復にむけて積極的な動きを見せている。県民大会というアクションによって、沖縄からの声が周知されたことへの喜びや、超党派で一丸となったことの意義を感じる。「自分たちの行動が政治に影響を与えた」と実感できる歴史的瞬間に立ち会えたことに興奮すら覚えるのだった。「沖縄の底力」という表現によって、沖縄県内の新聞紙上で、あるいは日常会話の中でも、繰り返し喜びの声が語られている。

続きは本紙 【月3回発行】 にて。購読方法はこちらです。
[HOME]>[ 情報 ]


人民新聞社 本社 〒552-0023 大阪市港区港晴3-3-18 2F
TEL (06) 6572-9440 FAX (06) 6572-9441 Mailto:people@jimmin.com
Copyright Jimmin Shimbun. All Rights Reserved.