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市民から届けられた花束を手に、裁判勝利を喜ぶ韓国の農民。三名の無罪も勝ち取るぞ!


ハンストテントには、連日たくさんの香港市民が詰めかけた。
更新日:2006/02/18(土)

[海外] 香港WTO抗議闘争突撃レポート

はじめに

香港WTO世界貿易機関会議への国際的な抗議行動に、香港当局は1000名超を逮捕・14名の起訴という暴挙で応えた。香港をはじめ、韓国やフィリピンなど世界中の人々が抗議の声を集中するなかで、11名の起訴取り下げ・14名全員の帰国を勝ち取ることで、ほぼ全面的な勝利を得つつある。国も民族も、言葉も文化も、職業も世代も違っていても、WTO=新自由主義という共通の敵に対してともにたたかう国際連帯闘争の歴史的な1歩だ。韓国の仲間とともに1週間のハンガーストライキをたたかった私もまた、世界中の仲間の支えがあったからこそたたかい抜き、起訴取り下げを勝ち取ることができた。残る3名の無罪もまた、国際連帯により必ず勝利を得られると確信する。(編集部・中桐康介)

分かち合う貧困との戦い

新自由主義グローバリズムが人々の生活を破壊し、命を奪っているなかで、WTOはその推進エンジンだ。彼らの言う「自由」とは、多国籍資本の自由な活動であり、弱肉強食を是とする政策の下、貧しい者はますます貧しく、死へと追いつめられている。

インドの農民は、多国籍資本がごり押しする農村の機械化にともなって地域の文化が破壊され、仕事を奪われ、行き場を失った農民が都市に出てスラムに入り、さらに貧困をなめ尽くすという現実を訴えていた。アフリカの農民も、先進農業国の作物が輸入自由化により流入したために収入が激減したことを嘆いていた。フィリピンやインドネシアの女性労働者は、農村では仕事がないために他国に出稼ぎに出るものの、わずかな賃金で機械のように働かされて使い捨てられる現実に声を上げていた。韓国や香港では、非正規雇用が拡大して若者の貧困化が急速に進行し、野宿を強いられる人々も増え続けている。コメの輸入自由化により窮地に陥った韓国の農村は、何人もの自殺者を生み出し続けている。

一方、日本は三万人が野宿を、三万人が自殺をしている「格差大国」だ。八%の世帯が生活保護水準以下で暮らしているとの報告もある(京都保険医新聞)。飢えや寒さにふるえながら仕事を求めたり、わずかな金さえあれば治るはずの病気で死んでいく野宿労働者は、超競争社会の犠牲者であり、新自由主義の象徴である。「豊かな経済大国」であるはずの日本の実態に、各国の参加者も自国で死を強いられている友人たちの姿と重ね合わせ、ため息をついた。

私たちの暮らす社会は今、世界中できしみ、悲鳴を上げている。それは、日本だけ一国だけの事態ではなく、国境を越えて活動する資本によってもたらされている。

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