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立命館大学 衣笠キャンパス
更新日:2006/01/08(日)

[社会] 大学改革/立命館大学の巻

ネオリベ大学改革最先頭走る立命館大学

市田忠義書記局長、穀田恵二国対委員長をはじめとする共産党活動家を数多く輩出し、選挙ともなれば、大学をあげて共産党の集票マシーンとして大奮闘したこともある立命館大学。「平和と民主主義」を教学理念に掲げ、戦後史を彩った立命館大学が今日では、ネオリベ(新自由主義)大学改革のトップランナーとして、文科省・財界から高い評価を受けるところまで見事に「変身」した。それは産学協同・職員使い捨て・大学機能のアウトソーシングを恥ずかしげもなく断行するばかりか、学内においては、形骸化した「立命館民主主義」を押し立てて、共産党以外のあらゆる政治活動を封殺し、はては、右翼政治家=安倍晋三を大学に招き、自民党・文科省にすり寄っていくという「変節」ぶりだ。どうしてこのような体制が存続しているのか。

立命館大学が、なぜネオリベ化したのか?共産党はこれをどう評価しているのか?取材した。連載でお届けする。(編集部)

「ビラまき・ハンドマイク禁止」「共産党以外の政治活動禁止」──これが立命流民主主義だ!

「サークルとして登録しない限りは、学内では一切の宣伝行動が禁止され、個人としての意見表明は認められないのです。政治活動に限らず、エコサークルのゴミの分別を呼びかけるポスターもダメでビラまき・ハンドマイク使用も禁止されています」立命館大学院生・山本崇記さん(二五才)は語る。

大学当局は、民青を公認して事実上共産党系の活動を容認する一方で、特に新左翼には神経をとがらせる。学外者の立ち入りは原則禁止、他大学の学生活動家が入ろうとすると職員が尾行し、退去を求める。「学内で政治的ビラがまかれたりすると、他大学と情報交換しながら徹底的に調べあげ、当該学生を学生センター(学生管理部門=学生部)に呼び出し、数人の職員が『面接』して圧力をかける」(同大学学生・Hさん)という。以前、労青団所属とされた活動家が徹底した嫌がらせのために大学を追われている。

最近では民青がヘゲモニーを握る学生自治会に対しても圧力をかけ、二〇〇二年には学内にあった京都府学連(民青系)事務所を撤去。これは立命評論裁判(後述)で学外団体への厚遇が暴露されての変身だ。最近でも、学生センターが、現在はその色が薄れたが、民青自治会の牙城であった文学部自治会の横断幕の文言から色にまでクレームをつけるということまでやっている。

財界と文科省の目障りになる政治的活動については、たとえ「仲間内」であろうと厳しく対処する。これが「ネオリベ立命館の民主主義」なのだ。

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