脱暴力を呼びかける 第4回 |
「男のコミュニケーション教室」で
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「男のための脱暴力グループ」 水野阿修羅 |
2003年 7月15日
通巻 1150号
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「最後は怒鳴ればいい」 以前は、学生運動や労働問題の中で、ケンカするのがどんどん上手くなったものだが、「仲良くすることの苦手な自分」に気づかされた。自分は「正義」だと思っていると、人の批判は受け入れられない。人を罵るのが上手い「革マル派」にあこがれたこともあった。ケンカ慣れしてくると、人を恫喝するのも上手くなる。自分でもそれがうれしかった。だけど、連れ合いとは仲良くなれない。 自分を追い込んでいる自分に気づく 「男のコミュニケーション教室」の初期にやった信頼ゲーム「柳と風」は、私にとって大ショックだった。六〜七人で輪になって、真ん中に一人が目を閉じ、足をくっつけて立つ。その人が倒れるのをみんなで受け止め、押し返すだけなのだが、私は、みんなに受け止めてもらう前に、自分でブレーキをかけていたり、足が出て、「倒れまい」としていた。 |
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人民新聞社