テメエの飯の種のためとはいえ
こりゃー、ひどいぜ折笠君

人民新聞に投稿すると「赤軍関係者」????

2002年 6月5日
通巻 1112号

 「原告は、日本赤軍に関連する記事を掲載し、さらに、日本赤軍の声明や奥平房子の手記を掲載するなど、日本赤軍のプロパガンダ的役割を担っている『人民新聞』に、体験記を寄稿している」。だから、ガサイレしてもイイのだ。
 こんな言いがかりをつけてガサイレ状の請求をしたのが、人民新聞でもお馴染みの軽視庁コーアン1課警部・折笠勇夫君だ。折笠君が大々的に本紙デビューしたのは、昨年1月15日号。「エエカゲンなガサイレをした軽視庁はパクっていったものを早く返せ!」との見出しで、平気でウソをつく軽視庁コーアン一課の実態を、証拠付で暴露した。
 最初の引用は、重信房子氏被逮捕関連でエエカゲンなガサイレをされたN氏が、国家賠償請求訴訟を提起し、被告東京都が提出したもの。折笠君がガサイレした理由をウダウダと述べた下りの一部である。
 折笠君は、原告N氏が「日本赤軍と密接な関係にあり」、原告宅にハーグ事件の証拠物があると考えた理由の1つとして、人民新聞への投稿を指摘しているのである。
 そういえば折笠君は、自ら「赤軍関係の捜査責任者」と名乗っていたが、頭に無がつく責任者であることは間違いない。人民新聞は刊行30年余。投稿者は、2〜3000人は下るまい。こんな屁理屈がまかり通った日にゃ、日本全国、赤軍だらけになってしまう。
 折笠君を責任者とする軽視庁コーアン1課は、大阪府警に手柄をたてられた嫉妬にその身を焦がし、闇雲にガサイレを行った。当時は、行政改革論議の真っ最中。無能で、存在意義も疑問視されていたコーアン部は、リストラの恐怖にも駆られ、飯を食いつなぐため、大々的に「赤軍キャンペーン」を執り行ったのである。所詮30年近く前の事件である。いくらガサイレをしたって「証拠」など出るはずもないのは、百も承知の上である。実際、本紙事務所へのガサイレにせよ、N氏宅へのガサイレにせよ、持って帰ったのは人民新聞や諸々の機関誌くらいだよね、折笠君。
 しかし、折笠君!テメエの飯を食いつなぐためのガサイレとはいえ、善良な一般市民を犠牲にするのはあまりに姑息である。
 さらにいえば、この屁理屈そのものが、出版の自由への妨害・本紙へのいやがらせに他ならないことも自明である。こんなへ理屈がまかり通るのを知れば、気の弱い投稿者は身を引く。無論本紙の協力者はこんなデタラメに乗せられることはないが、編集部として断固抗議する。
 なお、抗議の意思表示として中断していた「コーアン警察の懲りない面々」を再開することを決定した。
6/2大阪であったピースウォークを見張る大阪府警
ピースウォークを見張る大阪府警
(6/2・中之島公園にて)

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人民新聞社

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