質を優先させ
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福島・宮沢とり |
2002年 6月5日
通巻 1112号
ゴブサタしています。百も承知の上で何故
別にたくらみがあってのことではありません。大きな原因は、やっぱり金がないことと、歳を少しとり過ぎていることと、人民新聞ばかりではありませんが記事に魅力がない、と言ったら悪いかな。本物を書きたい、「週刊ハタ」107号を、1日でも1時間でも早くと、切実に思ってしまうのです。 たとえば量と質の問題について、質を優先させなければならない。もしそのことが分かれば、量は簡単なのです。新聞は増えるだろうし、金は集まるだろうし、戦争だって簡単に防ぐことができるのです。本当です。 また、実際の闘いから学ぶということも、実に大切です。私は「愛する多くの人々の為に」という政治小説を書いています(1956年に出した)。その本は、松川事件を一番先に書き出しています。その次が農民の決起なのですが、何で松川を一番先に書いたか、この頃になってやっと分かったような気がします。それは、松川事件を闘ったことによって(入党して9年目)全てのこと、何故自分の家庭が空中分解してしまったのか、警官の自白、日本の朝鮮出兵参加を止めたこと等々、農民のことと共に、全てが明るみに出て、実に前向きに分かったことです。 量と質の問題も、この闘いの中で私は実践していたのです。一口で言うと、ミソもクソも年がら年中一緒にやっている資本主義、日共のニセ共産主義を、確実に誰の目にも分かるように卒業していないのです。年中モタモタしていて平気なのです。 |
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人民新聞社
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