僕は独房に
閉じこめられた…

米国・菊村憂

2002年 1月5日
通巻 1097号

 ニューヨークとペンタゴンへの9・11の攻撃の直後、僕は独房に閉じこめられました。そしてそれから3週間の間、外の世界とコンタクトをとるあらゆる手段を奪われました。あらゆる通信・手紙、電話、新聞、雑誌、TV、ラジオ―手短に言えば、3週間の間、僕は完全に他と遮断されていました。
 それから10月3日に完全な拘束は取り除かれましたが、その後彼ら(当局)は、2〜3ヵ月の間あらゆる日本語の郵便物を許可しないという新たな方針を科してきました。もし、あなたが英語で話さないなら、電話を切られてしまいます。だからあなたに電話できないのです。
 他はともかくとしても手紙は、急用以外は今まで通り日本語で手紙を書いてほしい。なぜなら、僕の闘いのために必要だからです。もしあなたが彼らの非道な方針(圧制)に屈服してしまうなら、僕はここで闘えません。あなたの日本語の手紙なしでは、僕は敵に降伏してしまう。それは僕にとって最も恥辱的なことです。あなたの日本語の手紙やカードでのサポートだけが、僕をがんばり続けさせることができるのです。だから今までどおり日本語で手紙をください。日付を書くのを忘れないで…。

(編集部注=アメリカで服役中の菊村憂さんの救援活動を続けている「YOUの会」からの、「少し時期は遅れてしまいましたが、アメリカの新たな獄中弾圧に抗する菊村憂さんを多くの人々に知ってもらいたく」との依頼により掲載したものです。注目と支援を!)

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人民新聞社

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