30年三里塚を闘い抜いた
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2001年11月 三里塚・加瀬勉 |
2001年 11月5日
通巻 1092号
1)苛酷な条件のなかで いま、三里塚は2,000メートルの滑走路がつくられ、来年4月から共用が開始されます。反対同盟の農民の頭上40メートルを飛行します。私たちは騒音地獄が爆発する苛酷な生活条件のなかで戦いを堅持しています。三里塚から戦いの連帯を呼びかけます。 2)日本は戦争の歴史 戦前であれ戦後であれ、日本の近代・現代の国家の歴史は戦争の歴史であります。特に戦後においては朝鮮戦争・ベトナム戦争・湾岸戦争のアメリカ軍に基地を提供し、侵略戦争に荷担してきました。今度のアメリカと同盟国のアフガニスタン侵略戦争にも自衛隊を派遣し、「戦争の放棄」をうたった憲法を蹂躪し、直接戦争に参加しました。侵略戦争反対の戦いに立ち上がるようよびかけます。 3)失業に反対 いま、日本経済は破綻し経済恐慌の状態にあります。多くの人々が失業し、職を失い生活の困窮を強いられています。自らの生活を守る為に失業反対の行動を起こすよう呼びかけます。 4)戦いの声を 三里塚空港建設反対・侵略戦争参加反対・失業反対の1つの声を2つにし、2つの声を3つにし、3つの声を1つの行動に移し、小異をすて共闘し連合し、全国各地から戦いの行動をおこそうではありませんか。小さい声は大声となり、点は線に発展し、私たち個々があげた戦いの小さな火花は燎原の炎となり、彼らの反動政策を焼き尽くすことであろう。確信を持って戦いに立ち上がろう。 |
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