Nシステム

京都メル友殺人事件と
Nシステム疑惑

「Nシステムニュース」第19号より

2001年 7月25日
通巻 1083号

 去年4月8日京都府宇治田原町の宇治川で遺体が発見された、いわゆる女子大生メル友殺人事件≠ナ一部マスコミに「Nシステム(?)が犯人の車を記録していた」という趣旨の情報が流れました。会員の調べで、5月18日付読売新聞(大阪版)に、そのような内容が載せられていることが確認されました。
 京都市伏見区石田の外環状線・石田森東交差点に設置された交通監視カメラ≠ェN容疑者の車の映像≠とらえていた、と報道されています。
 実は、 容疑者は5月8日に、別の女性会社員のメル友≠殺害して同じように車で遺体を運び、途中京都縦貫道の篠料金所の監視カメラのビデオにも車のナンバーが記録されたと見られているそうです(神戸新聞5月18日付)。
 問題は、凶悪事件解決に システムとか同類のカメラが「役立った」とマスコミを利用して強調する警察の姿勢が、ルーシーさん事件以来ますます露骨になっていることです。各民間機関には安易に捜査協力≠オてもらいたくないもの。ましてや、「肖像」も記録されていたかのようにとれる記事ですから、実際どうなのか追及したいものです。
 なお、さっそく「石田森東交差点」を実地検証≠オた会員によれば、この交差点付近にカメラらしいものはないそうで、謎の記事のようなのです。「石田」地区には 端末は以前からあります(写真)が、ここからはかなり離れているのです。
 今のところ考えられるのは、京都府警が一種の犯罪者たちへのプラフ≠フ意味で場所をボカして記者に洩らしたもの(誤導を意識 )か、記者のカン違い的なミスか、です。もっとも、本号3ページのような「新型カメラ」の姿もチラついている時期なので、注意だけはしたいと思います。

▼「Nシステムニュース」第19号より

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