左翼のダメな点は
伝える内容が
分かりにくいところ

福島・宮沢とり

2001年 12月15日
通巻 1096号

 御紙11月25日号(1094号)の「いわせてきいて」の、テロを支持する左翼を厳しく糾弾する東京・角田氏の記事を読んで、まずびっくりしました。そして、まさしくその通りだと言ってあげたい。
 確かに、左翼に問題がある。例えば、「えひめ丸」事件。事件ではなく、あれはまさしくアメリカによる日本人民への公然としたテロ攻撃だ、彼らは1つのショーを楽しんだのだ、という考え、見方は私は今も変わっていない。そのとき、いわゆる左翼はどうであったのか それへの闘いは今からでも決して遅くはないと、私は思っています。
 左翼の一番の決定的にダメな点は、外国のことを私たちに伝えるのに実に分かりにくいということです。それは左翼自身が持っている差別意識が主なのでしょうが(国内問題についてもそうなのです。決して闘いから学ぼうとしない)、量と質との問題をいまだにわからない。その結果として、今度の9・11の問題が持ち上がったと言っても言い過ぎではありません。
 彼らは大学を出て、英語もペラペラ、マルクスもエンゲルスも、外国の事情も何故戦争が起こったかも、少しは分かっていたはずです。しかし、9・11の事件が起こる前のアフガンとかあっちの事情について、日本の私たちをはじめとした人々に、全くお粗末な、そして1人よがりの事情しかしらせてくれなかった結果として、あのような問題が起こってしまったのです。(よく分かる国内問題についても、彼らは全部責任逃れをして何年も、何十年も今日まできてしまっているのです!)
 私は人民新聞の「いわせてきいて」で、「助けてほしい」と訴えました。絶対に誰も助けてくれようともしませんでした。それはリストラで、釜ヶ崎で、たくさんの人が自殺しようと凍死、飢え死にしようと仕方ないと言っているのと、全く同じなのです。私が何とか生きているのは偶然だぐらいにしか考えていない浅はかさが、日本のあるいは各国のインテリゲンチャ層なのではないでしょうか?

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人民新聞社

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