これが
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東京・藤本修 |
2001年 12月5日
通巻 1095号
日本人は、昔から自分の非はいさぎよく認めることが美徳とされています。西洋人には、日本人はなぜすぐに頭を下げるのかが不思議だとも言います。もし今、日本の高層ビルに、中国や韓国の若者が乗っ取った航空機が突っ込んだとしたら、日本人はどうするでしょうか?
アメリカが、アフガンに対してやっているような報復をするのでしょうか? 私は、日本人なら違うと思います。犯人を憎むけれど、しかし、なぜ異国の若者に日本がそれほどに憎悪されたのかもきっと考えるし、外交上の反省も浮かぶはずだと思うのです。初めは、ビンラディンの逮捕を高唱して始まったアフガンへの報復攻撃も、いつの間にかアフガンの新政権への干渉に変化してきました。 日本人たるもの、そのようなでしゃばった「世界の警察」に追従するだけではなく、日本的、アジア的な儒教的謙虚さをも輸出してほしいものだと、そう思います。 |
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人民新聞社
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