不況の影響を実感
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大阪・M |
2001年 11月25日
通巻 1094号
先日、10日間の時間を作り、鳥取県倉吉市の自動車教習所へ大型免許取得のための合宿にいってきました。 私は、骨休め半分で合宿に参加したのですが、大型コースの他の参加者は皆真剣な面持ちで、それもそのはず、8名の参加者のうち、失業者がなんと6名。うち女性が3名。いずれも40歳前後。3名の男性も30代でリストラにあった人ばかりでした。 前職を聞いてみると、リース会社の営業事務、受付、食品の卸売とさまざまで、1人を除いてトラックを乗ったこともない人ばかりで、皆口をそろえて「就職先がないので大型免許を取って運送会社でも行ってみようかと思ってる」と言ってました。教官にも話を聞くと、「最近は、昔と違って4トンから稼ぎのいい10トンに乗り換えるために大型を取りに来る人より、会社を首になって再就職がなくてトラックに乗ったことない人が仕方なしに取りに来る人が多くて、正直言って教えるのも大変」とのこと。 さすがに普通免許の方は若い学生が多かったが、それでも中には40後半の男性もいて、「元請がつぶれてうちも倒産。免許も持ってないと話にもならんので取りに着たけど、この年で勉強は大変や」とこぼしてました。 不況の影響がここまできているのかと驚くとともに、何も悪いことはしていないのだが、骨休め半分で参加した自分がちょっと後ろめたく思い、お酒も少なくし規則正しい10日間をすごしました。 |
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人民新聞社
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