〔意見特集〕テロと報復戦争─あなたはどう思う?

アフガンへの
   米軍の空爆は続く

和歌山・仏教解体

2001年 11月15日
通巻 1093号

 米軍とは何か。広島、長崎への原爆投下、日本本土各地への焼夷弾の豪雨的投下、朝鮮戦争、ベトナム戦争での数々の虐殺事件。枯れ葉剤散布、中南米への武力による干渉事件。湾岸戦争におけるイラクへの空爆、ミサイル攻撃。イスラエルを代理人とするパレスチナ人への断えることのない虐殺。これらは皆、人間を殺すことを目的とした米軍による犯罪である。
 殺された人々には各々兄弟姉妹があり、家族があり、親しい人間関係がある。一瞬にして断ち切られた人は正に非業の死であり、遺族は終生悲嘆の生涯を送る。「唯一の超大国」と驕り高ぶるアメリカはグローバリゼーションとはオール・アメリカ化と錯覚し、勝手仕放題だ。日本首相である小泉なる男はしっぽ振り振りブッシュにすり寄り、日本の若者を死地に送りだしている。戦前と同じく日本のマスコミは小泉一派のこの行為を容認している。
 インテリとか言われる学者にいたっては「生命、財産は別として、私が空爆に対して最も恐れるのは、文化財の破壊である」(11月9日付朝日夕刊、京大樋口隆康)とほざいている。センモンバカの極致。
 小泉、竹中一派と同じくこの国の多くの学者とかインテリとか言われる連中に最も欠落しているのは、人の心を思いやる想像力である。これが根底にあってこその政治であり学問である。したり顔で難解な言葉を使い悦に入っている姿は醜悪至極だ。ブッシュ、小泉の勝手仕放題を許すな。当紙でも活躍した故(最も使いたくない文字)宮森氏は言った。
 「1人になっても声を挙げよう。」
             

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人民新聞社

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