〔意見特集〕テロと報復戦争─あなたはどう思う?

遠慮せず「悪いのはアメリカだ!」
と主張しよう

京都・T

2001年 10月15日
通巻 1090号

 先日、報復戦争に反対する市民グループのリレートークに参加した。全世界に流されたハイジャック機突入の映像のショックもあったのだろうが、発言の冒頭はすべてテロ批判で、基調も「暴力では何も解決しない」という発言がほとんどだった。それはその通りなのだが、そのうちに1人の人がアメリカの過去の戦争犯罪について指摘すると、後に続く人もホッとしたようにアメリカへの批判をしだした。みんなやっぱり言いたかったんだと思って、思わずニヤリとしてしまった。
 私もあのハイジャック機による突入が正しいとは思わない。が、そんな事態を招いたのはやはりアメリカの歴史的犯罪の結果だと思う。湾岸戦争の時もそうだった。フセイン政権が民衆にとっていい政権だとは決して思わない。でも、戦争となればイラクの方を支持する。今回も同様、タリバーン政権とビンラディンの方を支持する。「俺たちが絶対唯一の正義」と傲慢に主張し続けるブッシュやその他米政府高官の顔を連日見ていると、反吐が出そうになる。
 そうではなくても、やはりアメリカの方に問題があるんじゃないかと思っている人は多いと思う。変に遠慮してみることはない。もっと「悪いのはアメリカだ!」と大きな声で主張しよう!

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人民新聞社

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