ご支援くださるみなさまへ
―8・12被災地の集いについて(お願い)

河村宗治郎・兵庫県被災者連絡会

2001年 7月5日
通巻 1081号

 紫陽花色の雨≠ニ言われる季、貴方様には如何お過ごしでしょうかお伺い申し上げます。日頃は何かとお力添えいただきながらご無沙汰に過ぎ申し訳ありません。深くお詫び申し上げます。
 今日は見出しの件のお願いにてお便りさせて頂きます。
 時の去るのは早く、震災から6年半が過ぎました。
 時の経過とともに被災者の深刻さはより大きくなっています。
 もちろん、復興した部分も数多くあります。道路、港、高層建造物、復興住宅(県営・市営)等々、震災前より立派です。
 しかし、被災者(特に高齢者、失業・倒産者、母子・夫子家庭等の弱者)は再起とは無縁の状態に置かれています。それどころか、この社会、人間の生活から放り出されつつあると言えます。月に4〜5万円の年金から奪い取る介護保険料と復興住宅家賃。加えて、40歳後半からは皆無といえる求人状況です。
 そうした過酷と言わねばならない条件を横目に、「復興成れり!震災は終わった」との風潮です。この風潮は、「復興完遂まであと一歩。犠牲者への責任を取るときと辞任を決意した」との貝原兵庫県知事の言葉に見られるとおり、政治と行政の姿勢と指示、そして強者の論理に因るものです。
 細々ながらも6年と半年に渡って被災者再起・被災地再建の発言と行動を続けてきた兵庫県被災者連絡会ですが、長期の行動は参加者の想いとは裏腹に実体的・物理的参加を難しくしています。まさしく厳しい状況にあります。しかし、その厳しさこそが如実に行動の継続性と必要性を物語るものと信じます。

▼被災地と被災者の現況を伝える。
▼被災地復興・被災者再起のために何が必要かを訴える。
▼起こり得る大災害に備え、より良き指針を追求する。
 との主題で「被災者と支援者の集い」を提起し、次の団体により「被災地の集い」実行委員会の発足となりました。(関西沖縄の会大阪グループ/在日韓国民主統一連合兵庫本部/日本キリスト教団兵庫教区/ネットワーク朋(真宗大谷派)/働く青年の全国交流会/兵庫県被災者連絡会)
 なお、実行委員長は「大阪グループ」の服部良一さんです。また、実行委員会は6グループでの出発ですが、多くの皆様にご参加を呼びかけより大きな輪にしていきます。そして集い≠フ成功を手にしようと願っています。

【名称】被災地の集い
【日時】8月12日(日)午後1時〜6時
【場所】神戸市役所前
【内容】パネル展示、被災者発言・問題提起、歌、和太鼓、チャンゴ、エイサー、(屋台多数)
 つきましてはお願いがあります。
 被災地の集い≠フ趣旨にご賛同ください。被災地の集い≠ノ、『発言・出演等の舞台参加、屋台出店。宣伝を含む準備作業や当日の参加。集い♀J催資金カンパ』等々、貴方様のご都合の範囲でお力添えください。
 貴方様にはご多忙の日々でしょうし、また時節柄ご負担の多いこととは重々承知しながら、厚かましいお願いで恐縮です。何卒ご理解ご支援くださいすまよう重ねてお願い申し上げます。
 まずは勝手なお願いまでにて失礼いたします。暑さが続きます、お身体ご自愛ください。ご健勝、ご活躍をご祈念申し上げます。敬具
 追記 ご連絡、ご一報いただければ大きな喜びです。
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▼連絡先/tel 078―651―0259/ 078―682―9045

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