反ガイドライン軍事情報

2万人の沖縄海兵隊を

5000人に減らせという提案

フォーリンアフェアー紙 4月号

2001年 3月5日
通巻 1070号

 ブルッキングス研究所のMichael O'Hanlon上級研究員が、ブッシュ政権に米軍の海外駐留を減らすよう提言を書いている。と言っても、ブッシュの進めたいハイテク支配の米軍への脱皮のために、無駄を減らせということ。  沖縄に海兵隊をおくメリットとしては、(1)米国のアジア太平洋へのコミットメントの意思表示、(2)海兵隊内部で反対がない、(3)日本人が駐留費用を分担するので、米納税者は助かる。  デメリットとしては、(1)他の重要な場所に展開する機会の損失、(2)在日米軍の揚陸艦は一度に2000人しか運べないので残りが無駄になる、本土から運んだ方がまし、(3)沖縄住民との摩擦を起こして日米関係が悪くなる。で、結局沖縄に駐留する海兵隊は5000人に減らして、その「代償措置」として、日本政府が移転の費用を持つ、沖縄への戦時備蓄を増やすなどを要求すればよい、というもの。

 

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人民新聞社

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