反ガイドライン軍事情報

掃海部隊10年ぶりに海外へ

東南アジアの共同訓練参加

朝日新聞 4月26日

2001年 4月15日
通巻 1074号

 シンガポール沖のマラッカ海峡で6月に行われる機雷掃海共同訓練に、海上自衛隊が掃海艇などを派遣する。同国の軍事筋が25日明かした。自衛隊が海外へ掃海部隊を出すのは91年のペルシャ湾派遣以来で、米国以外の海軍と掃海訓練をするのは初めて。
 訓練はシンガポール海軍が主催し、米国や東南アジアからの参加国が掃海技術を見せあい、信頼醸成を深める狙いだが、中国などの反発を招くとの懸念もある。掃海共同訓練は6月11日から約2週間、シンガポール海軍の基地近くの海域で行われる。自衛隊は掃海艇など艦船や機雷処分員など人員の派遣を計画している。
 海自は湾岸戦争後の91年、ペルシャ湾に掃海艇など6隻を派遣するなど、高い掃海技術を持つとされる。日本とシンガポールは昨年5月こうした防衛交流の推進で合意し、同10月には韓国、米国を含めた4カ国で潜水艦救難の共同訓練も行った。
 一方、中国は5月に予定される米・タイ共同演習に観戦武官を派遣しないなど、東南アジアの軍と米軍などとの連携強化に神経をとがらせる。軍事筋は「米中の軍用機接触事故の影響で掃海共同訓練にも中国が観戦武官を出さない可能性も強い」と話す。

 シンガポール沖のマラッカ海峡で6月に行われる機雷掃海共同訓練に、海上自衛隊が掃海艇などを派遣する。同国の軍事筋が25日明かした。自衛隊が海外へ掃海部隊を出すのは91年のペルシャ湾派遣以来で、米国以外の海軍と掃海訓練をするのは初めて。
 訓練はシンガポール海軍が主催し、米国や東南アジアからの参加国が掃海技術を見せあい、信頼醸成を深める狙いだが、中国などの反発を招くとの懸念もある。掃海共同訓練は6月11日から約2週間、シンガポール海軍の基地近くの海域で行われる。自衛隊は掃海艇など艦船や機雷処分員など人員の派遣を計画している。
 海自は湾岸戦争後の91年、ペルシャ湾に掃海艇など6隻を派遣するなど、高い掃海技術を持つとされる。日本とシンガポールは昨年5月こうした防衛交流の推進で合意し、同10月には韓国、米国を含めた4カ国で潜水艦救難の共同訓練も行った。
 一方、中国は5月に予定される米・タイ共同演習に観戦武官を派遣しないなど、東南アジアの軍と米軍などとの連携強化に神経をとがらせる。軍事筋は「米中の軍用機接触事故の影響で掃海共同訓練にも中国が観戦武官を出さない可能性も強い」と話す。

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人民新聞社

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