へそ曲がりの独り言

新〔歴史教科書〕問題、紛糾

2001年 3月15日
通巻 1071号

 揉めるねえ、一国の利害得失が対立する場合は、なかなか折り合いがつかんわいな。対公平無私なる第三者が纏めるのがベターなんじゃが、そんな物好きは先ず居らんしなあ、下手してみいや恨みこうて命狙われるのがオチ、アホラシュウて誰も書かんぜ。人間誰しも〔てめえの方が絶対正しい〕と思うてケツカルんじゃから、纏まる筈ねえがな。呵々。
 〔蒙古襲来、元寇の役〕で壱岐・対馬の住民が、どんな目に合わされたか?これ正しく記録しとる歴史書なんて我輩目にしたことがねえがねえ、いっぺん詳しく書いたってみ、少しは反応有るんとちゃうか?〔人間〕ちゅう愚かにして凶悪なる〔動物〕の本性が少しは分かる筈、日本民族だけが特に凶暴やないちゅうことがな…呵々。ついでや、植民地インドで絶対君主たる英国紳士淑女たちが、独立を希んだ原住民たちにどんな惨い刑罰を与えとったかも…
 〔そんな遠い昔のこと持ち出すな〕とおっしゃるなら、あれが有るがな!そや、アメリカ空軍B29の暴挙!日本の一般都市に対する無差別夜間焼夷弾攻撃や、広島・長崎の原爆投下じゃ!南京大虐殺の比や無えぜ。まだまだ有るぜ、先年起きた〔中国政府のチベット侵略〕〔湾岸戦争時におけるバスラ市民に対する米軍の劣化ウラン弾攻撃〕〔コソボ紛争時の一般民家空爆〕もしかりじゃ。
 〔歴史書〕ちゅうのはな、それを読む者の立場によって大いに変わるんじゃ、〔加害者〕と〔被害者〕或いは〔強者〕と〔弱者〕、〔勝者〕と〔敗者〕の差所謂〔勝てば官軍、負ければ賊軍〕ちゅう通りに、或いは〔金持ち先進国〕と〔貧乏後進国〕の差ちゅう方がより正確かも知れんなあ。とかく、この世の中〔強者の論理〕が先行するんでな、〔無理が通れば道理が凹っこむ〕ちゅうヤツじゃて。呵々。現人類社会はこの様に目下のところは段違いの世界一の経済大国米国の、思うがままに動いとるんじゃなあ、〔アメちゃんに逆らう者は人間に非ず〕で、ゴミ扱い。呵々。キミらはこの絶対君主アメちゃんに気兼ねしてゴマ擦っとるんじゃなあ、情けねえぜ、キンタマぶら下げとるんじゃろがな。呵々。

                     縄文人 申す。

[ 「時評短評」トップへ戻る ]

>> 参考 ムーブメント─教育をめぐって

人民新聞社

このページは更新終了しております。最新版は新ページに移動済みです。