横須賀市長へ
原潜寄港拒否を
求める要請ハガキ

すべての基地に「ノー」を!・
ファイト神奈川

2001年 5月25日
通巻 1077号

 米原潜グリーンビルによって引き起こされた実習船「えひめ丸」の沈没事故。事実が明らかになるにつれ、安全確認よりも同乗した民間人へのデモストレーションを優先した米軍に対する怒りが広がっています。
 行方不明の9人の家族の心痛を思うと同時に、私たちはもう一つの心配を拭うことができません。もしこのような事故が横須賀や佐世保やホワイトビーチで起こったら、それが原子炉を巻き込んだものになったら、どのような結果になるのでしょうか。
 事故の後も、原子力潜水艦は何事もなかったかのように横須賀への入港を繰り返しています。事故が起きてからでは遅いのです。
 私たちは日本で最大の原潜寄港地横須賀の沢田市長に、市民の怒りと不安を受け止め、行動することを強く求めます。
 事故直後、小樽に寄港を通告していた駆逐艦「ジョン・ ・マイケン」は「国民感情に配慮して」寄港を取り止めました。事故以前から山田小樽市長が寄港拒否を表明していたから、「マイケン」は寄港を断念したのです。横須賀市長にも同様の港湾管理権があります。市長の毅然とした態度が、町の安全と平和を確保します。
 横須賀は、これまでに最も多くの原子力潜水艦が寄港している町です。米第7艦隊の母港でもある横須賀は、近い将来には原子力空母の母港も予測されています。「なだしお」事件も、横須賀基地の沖合で発生した事件でした。横須賀市長は、今、「えひめ丸」事件に一番近い場所にいる、日本の行政の責任者なのです。
 横須賀への原子力艦船の寄港は663回(3月23日現在)。その多くが原子力潜水艦です。1日に800隻もの船舶が行き交う東京湾。浦賀水道を横切る形で基地に入る原潜の危険性は、はかり知れません。横須賀が、放射能に汚染された「死の町」とならないために、危険な原潜の入港を拒否したい。私たちは、市民の安全に責任を持つ市長に、そのための行動を求めます。
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▼連絡先/横須賀市本町3―14山本ビル2F非核市民宣言運動・ヨコスカ気付/tel0432―25―0157


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