警視庁・万世橋署による
不当なガサ入れ攻撃を許さない!

2001年5月11日

東京管理職ユニオン執行委員会

2001年 5月25日
通巻 1077号

 全国の労働組合・労働者のみなさん!さまざまな分野で日夜奮闘している仲間のみなさん!
 本日午前8時過ぎ、警視庁は万世橋署・河田、公安2課・渡辺を先頭とする20数名の公安刑事どもを動員し、わがユニオンの事務所及び組合員の自宅など3ヵ所に対する全く許すことのできない家宅捜索を強行しました。
 この不当な捜索は、現在係争中であるレッドハットとの解雇問題の過程で「建造物侵入」「暴行・傷害」事件が発生したとのデッチあげに基づいて実行されたのです。
 今回の不当な弾圧は次のような特徴をもっています。
 1番目には、労働争議及び労働組合に対する警察・司法一体となった直接的、暴力的な弾圧と位置づけることができます。
今回の不当な捜索において、警視庁は約100点にわたる物品を押収したのですが、そのほとんど全てが前記レッドハット「事件」とは全く無関係な代物であり、「事件」なるものが全くの口実にすぎないことを雄弁に物語っています。
 今回の不当捜索の2番目の特徴点は、刑事訴訟法の手続き、原則をかなぐり捨てた拡大適用ともいうべき弾圧であるという点にあります。わがユニオン事務所の他3ヵ所に対して家宅捜索があったことは冒頭にも述べたところですが、わがユニオン事務所と同じフロアにあるものの、全く独立している安部行政書士事務所にまで礼状をとって捜索し、組合活動と全く関係のない職業柄保持している数百枚の名刺類を押収し、また別組織である、労働組合ネットワークユニオン東京の業務書類を多数強奪しさったのです。
 容疑事実が仮に事実であったとしても、ネットワークユニオン東京、及び安部事務所は同「事件」とは全く無関係であり、かかる捜索・押収行為は、法律を全く逸脱した行為と言わざるを得ません。
 またこのような捜索を認めた裁判所に対して深い憤りを覚えざるを得ないのです。
 全ての仲間のみなさん!
 今回の不当弾圧に対する警察、裁判所への反撃を私たちは本日より開始いたします。
 また私たちは、かかる不当弾圧にめげることなくレッドハット争議をはじめとした全ての争議の勝利に向けて萎縮することなく、前進していく所存です。
 多くの仲間のみなさんの御支援、ご協力をお願いいたします。

(終)

「各地のムーブメント」のトップページに戻る

東京管理職ユニオンのホームページヘ

このページは更新終了しております。最新版は新ページに移動済みです。