IMF、世銀による世界戦略

大阪・里

2001年 3月25日
通巻 1072号

 

 「1980年代初めから、IMFと世界銀行が債務の再交渉の条件として開発途上国に賦課したマクロ経済的安定化措置と構造調整計画は、数億に達する人々を貧困に追いやった」と、ある学者が発表した。
 一連の構造調整計画は、むしろ経済再建と主な為替の安定化を目標としたブレトンウッズ協約の精神とは反対に、開発途上国の通貨を不安定にし、国家経済を破壊する役割をし、現に今日も破壊し続けている。ベトナム、韓国をみればよく解る。IMF、世銀が主導する改革プログラムの下、飢餓の誘発、国際企業の支配網、教育制度の崩壊、保健医療制度の瓦解、国民経済の破壊が計画的に実行されるのである。全世界へ今、私達にできる事は、IMF世銀が行っている新たな世界戦略を暴露することではないだろうか!
 奴等の主要関心事は、自らの利益確保である。IMF、世界銀行の悪事をアバケ!

 

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人民新聞社

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