2001年 6月5日
通巻 1078号

　1072号の私が書いた短評「ペンよ奢ることなかれ」が分かりにくかったとのこと。ある意味では無理もありません。元々1.5倍以上もある文章をぶつ切りにしたのですから。それも編集者との対話の行き違い！で、全部載ったと思っていたのでね。まあ、それにしてもこれだけ難しい新聞を講読されながら、ずいぶん初歩的なことをご存知ないのだなあ、という感想は少し持ちましたが。要するに、松田聖子や野村沙知代はマスコミでバッシングされた（実際ほとんどは単におもしろがって取り上げただけ）が、バッシングされた者が「我々派」で、賛美されてる乙武洋匡さんが「御用……」かといえば、そうではない、ということ。
　浅見定雄さんが統一協会問題に関わり、「強制説得」「拉致・監禁」したと決めつけられた問題については、文字通り読んで下さればいいのです。
　それから、熊本の さん、「田中康夫の実態がよくわかった」とのこと。最近の人民新聞はちょっと偏っていると私は思うのですが、このように丸ごと信じる人もいるので、ペンの責任は重大です。先日、家の整理をしていて、87年頃の人民新聞がいっぱい出てきましたが、映画評あり、拘置所の体験報告記ありで、私も時たま書いていたし、面白かったと思いますが……。

(終)

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