12月2日(土)早朝、弊紙編集部員の自宅にガサが入った。
容疑は、重信房子氏の「有印私文書偽造・同行使、旅券不実記載・旅券法違反」
無論、言いがかりによる不当捜索である。
「売られたケンカは買わずばなるまい」と、その模様を写真入りでルポする!
なお、写真右のセリフは、彼らの心の中の「つぶやき」です。警視庁なので東京弁なのでしょうが、編集者の責任で大阪弁に翻訳しています。実際は、ほとんどしゃべらず黙々と仕事をしておられました。彼らの名誉のために申し添えておきます。
しかし、彼らの前日の宿泊費・新幹線代・出張手当・給料入れたら一体いくらの税金が使われたのだろう? 不当な捜査は、税金の無駄遣いでもある。
ちなみに、未だ、人民新聞社事務所へのガサ入れはない(◆追記。12月20日に来た。詳細は1063号「新聞社へのガサイレに断固コウギする!」)。
公安さん いつでもいらっしゃ〜い! (編集部)
※写真をクリックすると、大きな画像を表示します。
◎参考記事 > 「コー安ガサガサ物語、恐怖の悪あがき」 (高槻 肇)
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午前6時53分 ご到〜着〜。
「さあ、手袋はめて、やったるで!」
★この人がリーダー 警視庁公安部公安第2課警部補 岡野茂夫 で〜す。 |
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「ビラの中に、重要秘密文書を忍ばせてるかもしれん。個人の手紙も全部チェックだ!」
★「それは個人の手紙や。見るな!」と抗議したところ「君の言葉を信じるわけにはいかん」と一蹴された。しかし、結構一生懸命読んでた。
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ベッドの下も、入念にチェック! こういうところが一番おいしいかもネ。
★べっどの下に大量の本やビラを置いていたのだが、汗を流しながら1枚1枚ぺーじをめくって、チェック。しかし1時間ほどで疲れたのか途中で諦めた。私:「まだ本いっぱいあるやないか」というと刑事:「これは昔の本でしょう?」と聞くので、私:「そんなん調べてみんとわからんよ」と答える。
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「おい、何も出てこんなあ」
「じゃあ、このへんのビラでも持って帰りましょうか」
★奥の部屋では3時間の捜索にもかかわらず押収物ゼロ。机のある3畳の部屋に移り、気合いを入れ直している。 |
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「財布の中身も いちおう見とこ。しかし、金持ってない奴ちゃなあ」
★銀行のキャッシュカードを抜き取って考え込んでいたので、「それ持っていったら生活できんで」と抗議。岡野は、財布に戻した。まだ一滴は「人の血」が流れていたか! |
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「おい、写真を撮るのは捜査妨害だ」
「いい加減にしないと、逮捕するぞ」
「俺達をなめんじゃねえぞ!」
★私:「どこが捜査妨害じゃ! 逮捕するなら令状もってこい!」といって、写真をパチリ。 |
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「フロッピーが出てきたぞ! これを探しとったんや」「何もナシでは帰れんからな」
★10年ほど昔のワープロ・フロッピー。机の引き出しに保管していた物。開けてみようとしたが、フロッピーが壊れてて開けなかったために押収された。しっかり直して戻してね!
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「さあ、これから、押収品目録作成だ」やっと俺の出番だ
★この連中は、やたらと白い手袋が好きなようだ。はめたりはずしたり忙しい。
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「『人民新聞』も入れとこか」
★写真に写っている印刷物は、わが「人民新聞」。人民新聞編集部員の部屋の『人民新聞』は、一体何の証拠になるのだろう???
ひょっとしたらこの人達、私が人民新聞社員であることも知らずに来たのかしらん? |
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「カバンの中にあった書類は、まとめて全部持っていけ」
★時間をかけた割に「収穫」が少なく、落胆の色を隠せない。
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「おっと、これは何でしたかね?」
「後で突っ込まれると、かなわんし、慎重に慎重に!」
★この表情はなかなかナイスショット! 真面目そうなNO2は、岡野に確認しながら慎重に仕事をしていた。 |
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「あっ、そうだ!郵便受けも捜索対象だった! 忘れんように、チェック、チェック」
★思い出したように郵便受けの捜索を始めた。これにも立ち会い、記念撮影。
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「どうもご苦労さんでした」と声をかけると、
振り向いて「もう ええかげんにせえ!」
「おまえ、しまいに どつくぞ!」(これはフィクションです)
★おーこわ〜!けど、目はマジで怒っていた。 |
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★最後にお見送りの1枚。彼らの車の写真を撮ろうと思ったのだが、新幹線で来たそうな。遠い方の駅までの道順を丁寧に教えて、彼らは、新大阪駅に向かった。
終了時刻:2時30分 延々、7時間余にわたる長〜いガサ入れでした。
朝飯も抜き、昼飯も抜き。俺はえぇ経験になったけど、公安刑事も楽やないわ!
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