インド映画「人間機械」(Machines)


イベント詳細

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10月6日(土)~19日(金)
映画館:大阪 シネ・ヌーヴォ
鑑賞料金:一般¥1800、学生・シニア¥1100、会員・高校生以下¥1000
10月13日(土)~19日(金)
映画館: 兵庫 神戸アートビレッジセンター
「人間機械」 監督 ラーフル・ジャイン/脚本 ラーフル・ジャイン/原題 Machines/製作年 2016年/ 製作国 インド・ドイツ・フィンランド合作/ 配給 アイ・ヴィー・シー/上映時間 71分
オフィシャルサイト http://www.ivc-tokyo.co.jp/ningenkikai/
厳しい現実(ハードコア)、その響き-。今日、著しい経済成長を遂げているインド。北西部グジャラート州にある巨大な繊維工場が本作の舞台である。工場内部に入っていくカメラが捉えるのは、劣悪な環境で働く労働者たちの姿。中には幼い子供もいる。あからさまな労働力の搾取。グローバル経済の下で歴然と進行する労使の不平等。出稼ぎ工場労働者が囚われる過酷な労働状況の告発を主題とする一方で、流麗なカメラワークによる画面はまるで宗教絵画のような「美しさ」を漂わせている。そして、画面を凌駕する圧倒的なまでの音響。作業機器から出る音の反復とその独特のうねりには、高揚感すら生まれるだろう。高精細・高解像度で記録され構築されたオーディオ・ビジュアルは、嗅覚や皮膚感覚まで刺激するかのように見る者の体感に訴える。1895年、リュミエール兄弟が『工場の出口』を発表して以来、映画は工場を捉えてきた。絶えず「労働」と「人間」を巡って来たともいえる映画の歴史に、本作はどのように位置づけられるのか?「記録」と「芸術」の境界を探求する、新鋭ラーフル・ジャイン監督による問題作。(オフィシャルサイト解説)

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