ジェンダー・ギャップ映画祭


イベント詳細

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12月4日(土)~12月10日(金)
会場:ユーロスペース(東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 3F)
チケット:前売券 1回券 900円(一般・学生ともに)3回券 2100円(一般・学生ともに)
当日券 1回券 一般 1300円 学生・会員・シニア 1100円(一般・学生ともに)3回券 2850円(一般・学生ともに)
主催:日本大学芸術学部映画学科映像表現・理論コース3年「映画ビジネスⅣ」ゼミ/ユーロスペース
ジェンダー・ギャップ映画祭』について
今年で11回目となる日藝生企画・運営の映画祭。
テーマは「ジェンダー・ギャップ」だ。
昨今、さまざまな性的指向や性自認への理解が広まりつつある。
映画界では、#MeToo運動を皮切りに女性監督が活躍するほか、シスターフッド映画、フェミニズム映画が盛り上がりを見せている。
それでも日本は、無意識な差別や偏見、特に男女差別が根強く残る国である。
これから社会に出る私たち学生は、将来に不安を抱えると共に、既に自分たちもその当事者として理不尽に扱われてきた記憶を持つ。
時代と共に見方や評価が変わりゆく芸術、とりわけ時代の価値観が反映されやすい “
映画” を学ぶ私たちだからこそ、見過ごされてきたこの問題に改めて向き合いたい。
本映画祭では、主に性差に疑問や悩みを持ち、行動してきた女性を描いた作品を取り上げる。
まず中国の蔡楚生監督『新女性』と溝口健二監督『浪華悲歌』は、製作国こそ違えど、
どちらの主人公も女性であるが故に苦しい選択を迫られるという同時代性を見せる。
女性監督の筆頭であるアニエス・ヴァルダからは『5時から7時までのクレオ』を選出した。
家庭や学校での性差に悩む少女の繊細な心情を捉えたキム・ボラ監督の『はちどり』は、スタッフ全員一致で選んだ。
日藝映画祭で初選出となるアニメーションは、遊女であるリンの生き方が更に深く描かれた片渕須直監督『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』。
また、『RBG 最強の85才』や『この星は、私の星じゃない』のように、男女平等の道を切り拓いてきた女性のドキュメンタリー作品にも注目して欲しい。
例年以上に現代の作品を多く選定したのは、今後の自分たちの生き方の鍵が見えやすいからだ。
さまざまな理由で上映を断念した作品も多いが、それほどに世界は、今も昔もジェンダー・ギャップに満ちている。
本映画祭を通して、変わりゆく男女観に気づき、幅広い層の方々と共に自由に語り合えたら、と考えている。
(映画祭企画学生一同)
スケジュール(★:上映後トーク)
12/4(土)
10:15 はちどり 138分
13:15 新女性 109分/サイレント
活弁・伴奏付き
弁士:山内莱々子さん
三味線:宮澤やすみさん
15:45 浪華悲歌 71分
★田島良一さん(元日本大学芸術学部映画学科教授)
17:45 ある職場 135分
★船橋淳監督、平井早紀さん(主演)
12/5(日)
10:30 この星は、私の星じゃない 90分
★田中美津さん(登場人物・鍼灸師)
13:30 ハンナ・アーレント 114分
★矢野久美子さん(フェリス女学院大学教授)
16:30 赤線基地 90分
★志村三代子さん(日本大学芸術学部映画学科教授)
18:50 5時から7時までのクレオ 90分
★古賀太さん(日本大学芸術学部映画学科教授)
12/6(月)
10:30 RBG最強の85才 98分
13:30 少女は自転車にのって 97分
16:00 女が階段を上る時 111分
18:50 新女性 109分/サイレント
活弁・伴奏付き
弁士:山内莱々子さん
三味線:宮澤やすみさん
12/7(火)
10:30 月は上りぬ 102分
13:30 赤線基地 90分
16:00 叫びとささやき 91分
18:30 百万円と苦虫女 121分
12/8(水)
10:30 女が階段を上る時 111分
13:30 この星は、私の星じゃない 90分
16:00 ハンナ・アーレント 114分
19:00 少女は自転車にのって 97分
12/9(木)
10:30 浪華悲歌 71分
12:30 百万円と苦虫女 121分
15:10 月は上りぬ 102分
17:30 この世界の(さらにいくつもの)片隅に 168分
★片渕須直監督
12/10(金)
10:30 5時から7時までのクレオ 90分
13:30 叫びとささやき 91分
16:00 RBG最強の85才 98分
18:20 はちどり 138分

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