【イスラエルに暮らして】今も入植者に奪われるパレスチナ人の家 イスラエル在住 ガリコ美恵子

逆らえば容赦なく連行  エルサレム旧市街イスラム教徒地区にあるパレスチナ人の家が入植団体に奪われた。  2月17日朝、「アブ・アサブ家に警察が入った」と連絡がきた。行くと、数百人の国境警察、警察、治安警察が動員され、玄関 …

広範な政治連合構築するグリーン・ニュー・ディール運動 ジェシカ・コーベット(『コモン・ドリームズ』スタッフ)

 民主党左派議員が先週発表した「グリーン・ニュー・ディール」は、(1)再生可能エネルギーで米国のエネルギー・システムを根本的に変革し、(2)気候変動危機に取り組むと同時に、(3)経済全体を新しいグリーン経済に変えていく、 …

【国際評論チョムスキー・インタビュー】オカシオ・コルテス等マイノリティ新人社会主義議員たちはマルティチュードを奮起させる―チョムスキーとポリクロニュー対談。*

米連邦政府の一部閉鎖、ベネズエラの権力闘争、フランスのマクロンの危機、英国のブレキジット悪夢、イスラエル・イランの対立など、世界中は混乱と不安定で揺らいでいる。一方、富者と貧者の間の社会的・経済的格差が広がる文脈の中で独 …

【ベネズエラ】米国の軍事介入は許されない 一井不二夫さん(ラテンアメリカ政治経済研究会)インタビュー

 チャベス元大統領によって「ボリバル社会主義」が進められてきたベネズエラ。だが、チャベス死後にその路線を引き継いだマドゥロ大統領と、野党のグアイド暫定大統領の、2人の指導者がいる異常事態となっている。米国は、ベネズエラの …

資本主義・労働の終焉と今ここにあるコミュニズム 酒井隆史さん(大阪府立大学教授)インタビュー

 いったんルールができると、今度はルールがないと不安になるものです。こうしてルールは増殖し、自発性・自立性・自己判断の空間は切り縮められていきます。  新自由主義のイデオロギーは、一見「自由」・「自立」につながる表現を使 …

【視点論点】アラブ諸国のユダヤ人迫害をデッチあげ賠償を要求するイスラエル 脇浜義明(編集部)

 パレスチナ・イスラエル問題に関するトランプの「世紀の取引」の一部が見えた。すなわち、加害者と被害者をすり替える大芝居である。  イスラエル政府のギラ・ガムリエル社会平等相が、「アラブ諸国とイランにおけるユダヤ人迫害とい …

想像力を行使することが左翼の核心 酒井隆史さん(大阪府立大学教授)インタビュー

右を向いても左を向いても「ルール」の押し付け合い、挙句の果てには「自己責任」だ。息苦しいったらありゃしない。このような状況をどのようにして整理し考え、今後の運動につなげていけばいいのだろうか。デイヴィッド・グレーバー『官 …

【第10回論説委員会】米中貿易戦争をめぐって 山口 協(地域・アソシエーション研究所)

「米中貿易戦争」の3つの層  一口に「米中貿易戦争」と言われるが、おおよそ3つの層があるようだ。  一つは、文字どおり貿易摩擦をめぐる経済ナショナリズムの層。トランプは国内の製造業を守るアピールとして、追加関税で輸入を制 …

【イスラエルに暮らして】パレスチナ人のユダヤ化を計る イスラエル在住 ガリコ美恵子

 2020年1月から、イスラエル占領下東エルサレムの国連運営学校が閉鎖され、エルサレム市運営になる。東エルサレムの公立学校は、市から支給される運営費用、教室、机、椅子、教師の数が児童数に見合っていないこともあり、ドロップ …

【本】イスラエルに関する十の神話 イラン・パぺ 著  脇浜 義明 訳

 イラン・パぺは1954年生まれのイスラエル人、ユダヤ教徒だ。現在はイギリスエクセター大学で教授となりパレスチナ・イスラエル問題の研究に携わっている。彼は政治的党派、組織との深い関わりは持たないとしているが、その鋭いシオ …

【国際評論ベネズエラ】 国際宣言 ベネズエラの政治紛争の拡大の停止を/帝国主義の介入反対/ベネズエラ人民からのベネズエラ人民のための民主主義的解決を

ラテンアメリカの活動家等によるベネズエラ危機を巡る「国際宣言」 ベネズエラ危機を巡るラテンアメリカの活動家等による「国際宣言」の翻訳文です。 ATTAC関西の方が翻訳したものです。なお掲載にあたり賛同人一覧については長文 …